2025年全日本ロードの年間エントリーリスト公開。JSB1000とST1000は20台が名を連ねる

　2月28日、一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会（MFJ）は、2025年の全日本ロードレース選手権における年間エントリーリストを公開した。

　鈴鹿2&4レースが減り、全7戦が開催される2025年の全日本ロード。JSB1000クラスは20台、ST1000クラスは20台、ST600クラスは26台、J-GP3クラスに19台がフル参戦する。前年比では、JSB1000クラスが3台減、ST1000クラスは1台増、ST600クラスは3台増、J-GP3クラスは2台増となっている。

　JSB1000クラスについては多くのメーカー、チームが参戦体制を事前に発表している。チャンピオンの岡本裕生はスーパースポーツ世界選手権（WorldSSP）にステップアップしたが、中須賀克行（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）が1台体制となりチャンピオン奪還を狙うだろう。

　水野涼（DUCATI Team KAGAYAMA）や浦本修充（AutoRace Ube Racing Team）といったファクトリーバイクやパーツを使うチーム、昨年レースを沸かした野左根航汰（Astemo Pro Honda SI Racing）、長島哲太（DUNLOP Racing Team with YAHAGI）のチーム2年目の活動も気になるところ。

　アプリリアからカワサキに移籍した新庄雅浩（KRP SANYOUKOUGYO RS-ITOH）、ステップアップしてきた吉田愛乃助（TONE RT SYNCEDGE4413 BMW）、鈴木光来（TeamATJ）、中村竜也（KRP SANYOUKOUGYO RSITOH）、岡谷雄太（HICity Racing aprilia）も注目ライダーだ。

　しかしながら、津田拓也、清成龍一、秋吉耕佑、高橋巧は年間エントリーしていない。津田はフル参戦から引退、清成は「今後の去就は未定」と発表しているが、秋吉と高橋は未発表のため今後の活動についての続報を待ちたい。大会によりスポット参戦もあるため、上記のライダーやその他のライダーも出場する機会はあるだろう。

　また、前年度のランキング順にゼッケンナンバーが指定されるが、J-GP3の尾野弘樹（P.MU 7C GALESPEED）のみゼッケン『1』を掲げることになる。

　JSB1000、ST1000、ST600、J-GP3の4クラスが開催される全日本ロード。2025年シーズンはどのライダーがチャンピオンに輝くだろうか。各クラスのライダーが出揃った2025年シーズンの全日本ロードも開幕から目が離せない。

2025MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ　年間エントリーリスト　※2025年2月28日時点

■JSB1000クラス（20台）

■ST1000クラス（20台）

■ST600クラス（26台）

■J-GP3クラス（19台）

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