【侍ジャパン】宮城大弥が貫録の3回完全 最速151キロで4奪三振 チーム唯一のWBC戦士の力を証明
2025年3月5日(水)20時5分 スポーツニッポン
◇侍ジャパン強化試合 侍ジャパン—オランダ(2025年3月5日 京セラD)
野球日本代表「侍ジャパン」は5日、オランダとの強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」の第1戦を京セラドームで行った。先発の宮城大弥投手(23=オリックス)は3回まで投げ、打者9人で抑える完全投球を披露した。
初回、先頭のディダーを4球連続で内角に直球を投げ込んで追い込むと、最後はフォークボールで空振り三振。メジャーで豊富な経験を持つグレゴリアスは三ゴロ、プロファーはフォークで一ゴロと、わずか9球で3者凡退に抑えた。初回に最速は151キロだった。
2回は先頭のヘンデルを落ちる球で遊ゴロに抑えると、ケンプを空振り三振、トロンプを右飛に抑えた。直球の威力が十分で、変化球で相手の態勢を崩した。3回は2三振を奪った。3回40球を投げ、打者9人に対して4奪三振と完璧な内容だった。
井端弘和監督は「1年後にWBCがある。いいパフォーマンスを見せてもらえれば」と競争に期待した強化試合。28選手のうち20人が代表初選出となったが、その中で先発のマウンドに立った宮城は唯一の前回WBC経験者だった。23歳とは思えない貫録の投球をみせた。
▼宮城 形的には良い結果に終わったが、対バッターについては引き続き開幕に向けて調整していきたい。スピードは出ていたので良かったです。