“厄介”な新球種と「MLB公式」が絶賛 菊池雄星は「左対左の対戦で優れた武器」千賀滉大は「7番目の球種として」

2025年3月11日(火)5時30分 ココカラネクスト

MLB公式サイトが菊池と千賀の新球種を絶賛した(C)Getty Images

 『MLB公式サイト』がオープン戦で見た15投手の厄介な「新球種」を紹介し、その中でエンゼルスの菊池雄星が「スイーパー」、メッツの千賀滉大が「シンカー」を新たな球種として絶賛されている。

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 菊池について「速球とスライダーの組み合わせは、昨季終盤のアストロズでの彼の圧倒的な活躍の原動力となった。今や彼はスイーパーを組み合わせ、これまであまりなかったより変化のある球を投げられるようになった」と説明した。

 菊池のスライダーとスイーパーを比較し、「スライダーは平均球速87マイル(約140キロ)で変化はわずか2インチ(約5センチ)だが、スイーパーは平均球速81マイル(約130キロ)で変化は16インチ(約41センチ)だ」と、その圧倒的な変化量の違いを指摘した。

 「キクチにとって、スイーパーは左対左の対戦で使える優れた武器のように見える。例えば、ショウヘイ・オオタニを相手に空振りを奪うために使ったことがある。しかし、同じ試合でウィル・スミスを三振に打ち取ったときのように、右利きに対してバックドアで投げることもできる」と分析した。

 千賀の場合は、球速95マイル(約153キロ)のフォーシーム と球速83マイル(約134キロ)のお化けフォークの間に位置する、球速90マイル(約145キロ)前後のシンカーを試みていると説明。「動きもなかなか良い。(変化は)18インチ(約46センチ)で、シンカーはメッツのエースの投球レパートリーで7番目の球種として加わる」と、千賀の新たな武器となると強調した。

 新天地でさらなる活躍を目指す菊池と、昨季わずか1勝に終わり、雪辱を期す千賀。2人の日本人投手が新たな球種を駆使し、今季に挑む。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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