マンU共同オーナー、テン・ハフ前監督を「夏に解任すべきだった」…現指揮官には「素晴らしい仕事をしている」と称賛
2025年3月11日(火)23時6分 サッカーキング
ラトクリフ氏(左)はアモリム監督を高く評価した [写真]=Getty Images
昨シーズンのマンチェスター・ユナイテッドは、FAカップを制覇したが、プレミアリーグ創設以降としてはワーストとなるリーグ8位で終了。しかし、エリック・テン・ハフ前監督を続投させる決断を下した。
しかし、結果的には昨年10月にテン・ハフ前監督を解任。イギリスメディア『スカイ・スポーツ』でクラブOBのギャリー・ネヴィル氏と対談したラトクリフ氏は、「実際に大きな決断を下すには、時期尚早だった」と振り返り、続けてこう語った。
「だが、エリック(テン・ハフ)がどのような環境で役割をはたしているかを見極めるのは非常に困難だった。不安定なパフォーマンスの原因はエリックなのか。それとも組織全体が原因なのか。その答えを確実に導き出すことはできなかった」
そして、ネヴィル氏から「今となっては後悔しているか」と質問されたラトクリフ氏は、「我々は間違った決断を下した。そういう意味では後悔している」と答えた。
テン・ハフ前監督の解任後、スポルティングからアモリム監督を新たに招へいしたマンチェスター・ユナイテッド。しかし、同監督のもとでリーグ戦17試合を戦い、勝利はわずか5試合のみにとどまっている。
それでも、ラトクリフ氏は「ルベン(・アモリム)は素晴らしい仕事をしていると思う」と語り、「彼はシーズンの途中に就任し、自分がやりたいプレーを選手たちにトレーニングさせる時間がなかったし、影響力が無いままチームを引き継いだ。そのチームも、必ずしも彼のプレースタイルに合わせて編成されていたわけではない。英語は彼の母語ではなく、プレミアリーグでの経験もなく、世界最大のクラブを率いており、厳しい場所であり、そして彼はまだ若い」と同監督を擁護。
「これらすべてを考慮すれば、彼は驚くほど素晴らしい仕事をしていると言える」と高い評価の理由を説明した。
マンチェスター・ユナイテッドは日本時間14日、ヨーロッパリーグのラウンド16でレアル・ソシエダとのセカンドレグを戦う。
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