今年も世界最速! IMSA、2026年のカレンダーを発表。ロード・アメリカが6時間に
2025年3月14日(金)8時54分 AUTOSPORT web

北米最高峰のスポーツカーシリーズを運営するIMSAは3月13日、昨年に引き続き今年も世界中のレースシリーズのなかでもっとも早く、次のシーズンのスケジュールを明らかにした。
ロード・アメリカは来季2026年は6時間レースとなり、インディアナポリス・モーター・スピードウェイとIMSAミシュラン・エンデュランス・カップ・ラウンドの地位を入れ替える。これが来年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権における唯一の大きな変更点だ。
■全11戦。エンデュランス・カップは計5ラウンド
今季第2戦が行われるセブリング・インターナショナル・レースウェイで木曜日に発表された計11の既存イベントすべてが、IMSAの最高峰シリーズに戻ってくる。
2026年シーズンは、来年1月下旬にデイトナで開催される毎年恒例のロレックス24(デイトナ24時間レース)でふたたび開幕のときを迎える。その後、3月中旬にモービル1セブリング12時間レースが行われ、4月のロングビーチ市街地戦は引き続きGTPクラスとGTDクラスのみが参加する。
ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカで開催されるGTP、GTDプロ、GTDの3クラスによるレースは、今季より1週間早い5月上旬に開催され、5月下旬にはデトロイトのストリート・トラックでGTPとGTDプロのみのスプリントレースが開催される。
全4クラスが集うワトキンス・グレン・インターナショナルでは、6月下旬の恒例の開催時期に戻ったザ・グレン6時間レースが行われ、続いて7月中旬にカナディアンタイヤ・モータースポーツ・パークでLMP2、GTDプロ、GTDカーによるレースが3年連続で実施される。
ロード・アメリカでの6時間レースは7月30日から8月2日の日程で行われ、ここでは全4クラスが登場予定だ。これは近年ロード・アメリカで開催される初のロングディスタンスIMSAレースとなる。
続いて8月20日〜23日にバージニア・インターナショナル・レースウェイでGTのみのラウンドが行われた後、シーズン最終戦前の9月18日〜20日に全4クラスのマシンがブリックヤードに戻り、2時間40分のレースに臨む。シーズン全体とエンデュランス・カップの最終戦となるモチュール・プチ・ル・マンは9月30日から10月3日の開催となり、今季より1週間開催が早まっている。
「IMSAとイベント・プロモーター・パートナーの協力により、2年連続で2026年のカレンダーをこれほど早い時期に発表することができた」と語るのは、IMSAのジョン・ドゥーナン代表。
「この団結した精神は、2025年シーズンの大半がまだ残っているにもかかわらず、パドックとファンが来シーズンに向けて準備するのに役立つだろう」
■IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 2026年シーズンスケジュール(3月13日付)
Round | Date | Circuit | IMEC |
---|---|---|---|
Rd.0 | 1月16〜18日 | デイトナ・インターナショナル・レースウェイ ロア・ビフォア・ザ・24(公式テスト) | — |
Rd.1 | 1月21〜25日 | デイトナ・インターナショナル・レースウェイ | ◯ |
Rd.2 | 3月18〜21日 | セブリング・インターナショナル・レースウェイ | ◯ |
Rd.3 | 4月17〜18日 | ロングビーチ・ストリート・サーキット | — |
Rd.4 | 5月1〜3日 | ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ | — |
Rd.5 | 5月29〜30日 | デトロイト・グランプリ | — |
Rd.6 | 6月25〜28日 | ワトキンス・グレン・インターナショナル | ◯ |
Rd.7 | 7月10〜12日 | カナディアンタイヤ・モータースポーツ・パーク | — |
Rd.8 | 7月30日〜8月2日 | ロード・アメリカ | ◯ |
Rd.9 | 8月21〜23日 | バージニア・インターナショナル・レースウェイ | — |
Rd.10 | 9月18〜20日 | インディアナポリス・モーター・スピードウェイ | — |
Rd.11 | 9月30日〜10月3日 | ミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタ | ◯ |
※IMEC:IMSAミシュラン・エンデュランス・カップ