「役割を果たしている」開幕4連勝の阪神、好調の要因を大物OBが分析!侍戦士の変貌ぶりを称賛

2023年4月5日(水)14時48分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 阪神が好調なスタートを切った。開幕カードとなったDeNAを3タテで退けると、4月4日の広島戦でもシーソーゲームを制し、開幕4連勝。岡田彰布監督の采配もことごとく結果に結びつくなど、連日、虎党を沸かせている。

 4日の広島との初戦では8回終了時、広島に同点に追いつかれるも9回、カープ守護神・栗林良吏から決勝点を奪った。一死から中野拓夢が四球で出塁し、内野ゴロの間に2塁に進み、最後は大山悠輔のタイムリーでホームを踏んだ。

【関連記事】【阪神】脅威の新戦力 ドラフト1位ルーキー、森下翔太の注目集める「対応力」

 地味ながらも確実にランナーを帰す展開がみられたこの試合には、阪神OBも感嘆の声を上げている。そして、その中でもワールド・ベースボール・クラシックで堅実なプレーをみせ、シーズンでも好調を維持している背番号51に賛辞を贈っている。

 現役時、中日、西武、阪神でプレーした田尾安志氏が自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』を4月4日に更新し、ここまでの阪神躍進の要因の1つとして中野の活躍を挙げている。

 田尾氏は広島との初戦を振り返りながら、この日、2度出塁を果たした中野についてコメントを並べており、初回の打席では「初球の甘い球を打ち気をみせずに見逃している。最後はレフトフライに終わったが、ピッチャーに7球を投げさせている。2番の役割を果たしたと言えるでしょう」と称えた。

 その上で「去年までの中野であれば、甘い球が来れば初球から打ちに行っていた」と分析しており、さらに9回の四球での出塁にも「去年までは四球も少なく出塁率も低かった」として、決勝のホームを踏むこととなったこの打席の結果も手放しで称賛している。

 田尾氏は中野についてWBC日本代表に参加したことが大きなきっかけとなったとして「WBCで源田(壮亮)選手と色々と話をする機会があったんじゃないかと思うんですね」と見解を述べた。

 その理由として、源田も西武では常々、ボールを見極め、投手に投げさせることを徹底する打者であると指摘し「推測でしか言えませんが、源田選手からいろいろ学んだんじゃないでしょうか」とコメント。

 続けて「去年まで淡白な印象が強い選手だったが、この4試合ではそういう部分がみられない。『ねちっこさ』をすごく感じさせており、チームの勝ちに貢献している。これはWBCに出場した効果のように思えます」として、昨年とは違うとする中野の出塁への意識の高さに舌を巻いていた。

 ここまでの4試合、出塁のみならず、犠打や盗塁でも確実に結果を残している中野。躍進を支えるバイプレーヤーの存在こそ、今の阪神の大きな武器と言えるだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

ココカラネクスト

「阪神」をもっと詳しく

「阪神」のニュース

「阪神」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ