ペップ、今季限りで退団表明のデ・ブライネに感謝のコメント「私たちにすべてを与えてくれた」　

　マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、今シーズン限りでの退団を表明したベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネに言及した。5日、同クラブの公式サイトがコメントを伝えている。

　デ・ブライネは4日、自身の公式Xにてマンチェスター・シティを今シーズン限りで退団することを発表した。2015年夏に加入して以来、これまで公式戦413試合に出場すると、106ゴール174アシストを記録。6度のプレミアリーグ制覇やUEFAチャンピオンズリーグ優勝など19個のタイトル獲得に貢献した。

　4日の記者会見に出席したグアルディオラ監督は、「彼のような数字を再現することは難しいが、他の素質のある選手も見つけ出さなければならない」と語り、デ・ブライネの代わりを探すのは容易ではないことを認めた。続けて、「今はショック」と感情を吐露しつつも、「シティが長年、これほどの選手と歩めることができたのは、とても幸運なことだ。彼は私たちにすべてを与えてくれた」と、感謝の言葉を口にしている。

　また、近年はケガが増えており、かつての輝きが影を潜めているデ・ブライネ。今シーズンは公式戦31試合に出場しながらも、プレータイムは1698分に留まっている。グアルディオラ監督はその要因について、以下のような見解を示した。

「クラブにすべてを捧げた結果、彼はこの1年半で多くのケガを負い、離脱する時間が増えてしまった。残念ながら、現代サッカーではハムストリングの負傷は頻繫に起こるし、同様にここでも起きてしまった。理由はわかっている。選手たちは全力を尽くしているからこそ、このようなことになっている。彼はメンタル的にも、フィジカル的にもやり遂げたんだ」