勝負のシーズンとなるDOGFIGHTの豊島怜「“ガンガンいこうぜ”で攻めまくります」/全日本ロード
2024年4月10日(水)14時35分 AUTOSPORT web

2024年シーズン、ST1000クラスでフル参戦4年目を迎えるDOGFIGHT RACING JDSの豊島怜。25歳となり、レーシングライダーとして心身共に着実に成長してきている。
「スポット参戦を含めると、もうST1000で5年目なので、このクラスでは古株ですよね。今シーズンは、ヤマハ様のご協力もあり、ECUセッティング、前後サスペンションが変わり、チームも僕を勝たせようと努力してくれているので、その期待に応えたいですね」
昨年末に行われたヤマハファクトリーマシン試乗会に呼ばれ、中須賀のYZF-R1に乗らせてもらえたことは、非常に大きな出来事だったと言う。
「JSB1000マシンですし、タイヤも違うメーカーでした。本当に完成されたバイクでしたが、決して楽に乗れるものではなく、ライダー自身が積極的に動いてライディングしないと速く走ることができませんし、ST1000クラスでももっとやれることがあるのが分かりました」
「中須賀選手のマシンに乗らせてもらったことで、自分自身の基準が上がりましたし、やるべきことが明確になったので、本当に貴重な体験でした」
3月から、モビリティリゾートもてぎのスポーツ走行に通い、新しくなった電気・足回りのセットアップを進め、いい状態で第2戦もてぎ公開テストに臨むことができたが、初日午後の雨のセッションで3コーナー立ち上がりでハイサイドで転倒し背中を痛めてしまう。
「転倒した翌日に痛みはありましたが走ることができたので、レースウイークは気合いで乗りきります。今シーズンは、ドラクエ的な“ガンガンいこうぜ”で攻めまくります。目標はもちろんチャンピオンです。まずは表彰台、優勝を目指していきます」
ST1000元年からホンダ勢が優勢だが、今年のパッケージはホンダに対しても勝負できると豊島は自信を深めている。次のステップを目指すためにも、2024年は勝負のシーズンとなる。豊島のアグレッシブなライディングに注目して欲しい。
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