川合俊一氏 バレー協会会長就任で行った“改革”とは?「監督は強化だけ専念してくれと」

2025年4月13日(日)17時52分 スポーツニッポン

 バレーボール男子元日本代表で、日本バレーボール協会の川合俊一会長(63)が、13日放送のTOKYO FM「ASKA Terminal Melody」(日曜前10・00)にゲスト出演し、バレーの広報活動に対するポリシーを打ち明けた。

 現役時代は84年ロサンゼルス、88年ソウルと五輪2大会に出場。天然ボケのキャラクターからバラエティー番組にも引っ張りだこになり、タレントとしても活躍した。22年に会長に就任し、バレーボールの普及に努めている。

 男子バレーは高橋藍、高橋慶帆がともに写真集を発売するなど、女性からの支持を基盤に人気復活の兆しを見せている。進行役の小山ジャネット愛子から「そこは過熱しないように守る立場ってことですか?」と問われると、川合氏は「まず人気を上げるとか、名前を知ってもらうというのは凄く大事」と返答した。

 会長に就任した3年前、手を入れたのは、広報活動だったという。「会長になった時に、広報にもっともっと出していこうと」と回顧。「バレーボール好きじゃない人も、たまたまテレビを付けて、バレーをやっていたら、ちらっと見るじゃないですか?でも知っている人がいなかったら、すぐ回しちゃうと思うんです。だから、“あれ?この間、何かで見た人だ”っていうところで止まって、そのまま見てバレーファンになってもらう。こういうこともあるから、まずはどんどん顔を売っていこう」と、自身の思いをスタッフに伝えたことを明かした。

 これまで監督権限だった取材対応も、切り離して組織改革を行ったという。「今まで、監督とかが全部、取材をする、しないって決めていたんですよ。しないって監督になっちゃうと、全然露出しないんですよ」。そこで「両監督を呼んで、“広報がそういう活動をやるので、監督は強化だけ専念してくれ”と。“権限を広報に委ねて下さい”とお願いして、広報がいろいろ自由に動けるようになってから、どんどん出られるようになった」。テレビタレント時代も長く、露出の重要さを身に染みて分かる川合氏ならではの考えだった。

 ファンにとっては、選手としての興味以上に、知ってもらえることもあるという。「メディアに出るのが大事だと思う。ファンの方も、試合を見て応援しますけど、“この人どういう話し方をするんだろう?”とか。今は自分たちでネットで配信していますけど、出していった方がファンは喜ぶかなと思って」と、自身の考えを示した。

スポーツニッポン

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