東京六大学野球で初の「ビデオ検証」 東大が歴史的「成功」で神宮が沸く その後「失敗」で権利消失も

2025年4月14日(月)15時35分 スポーツニッポン

 ◇東京六大学野球春季リーグ戦 第1週第2日 東大—早大(2025年4月14日 神宮)

 100周年を迎えた東京六大学野球の春季リーグ戦が行われ、歴史的瞬間が訪れた。東大—早大の2回戦で今季から導入された「ビデオ検証」が初めて行われた。

 場面は5回の東大の守備。無死一、三塁から一塁走者の早大・小沢が盗塁を仕掛け、二塁は微妙なタイミングも、「セーフ」の判定が下った。

 ここで東大・大久保監督が球審に「ビデオ検証」の行使を宣告。4審判員が集まった後、ビデオルームにて検証を行い、二塁盗塁は「セーフ」から「アウト」に判定を変更された。検証時間は1分47秒だった。

 球審がグラウンドに戻り、「アウト」を宣告すると、歴史的瞬間に神宮が歓声に包まれた。

 さらに7回の早大の攻撃。3番・小沢が二ゴロを放つと、一塁ベースカバーに入った投手と打者走者の小沢が「競争」となり、一塁は際どいタイミングに。ここでは「セーフ」の判定が下り、またしても東大・大久保監督が「ビデオ検証」の権利を行使。だが、ここは判定が覆らず、9イニングで1回(成功は含まれず)の権利を失ってしまった。

 「ビデオ検証」は10日に開かれた理事会で承認されていた。各チームが検証を要求できるのはプロ野球と異なり、9イニングで1度で、延長戦も1度要求が可能。判定が覆った場合はカウントされない。

 また、選手からジェスチャーなどで要求はできず、監督が直接、審判員に求める。グラウンドに立つ4審判員のうち、判定を下した1人を除く3人で検証する。内藤雅之事務局長は「高校野球や他のリーグの参考になればいい」と語っていた。仙台六大学野球リーグでも「ビデオ検証」が導入されている。

 「ビデオ検証」は10日に開かれた理事会で承認されていた。各チームが検証を要求できるのはプロ野球と異なり、9イニングで1度で、延長戦も1度要求が可能。判定が覆った場合はカウントされない。

 また、選手からジェスチャーなどで要求はできず、監督が直接、審判員に求める。グラウンドに立つ4審判員のうち、判定を下した1人を除く3人で検証する。内藤雅之事務局長は「高校野球や他のリーグの参考になればいい」と語っていた。仙台六大学野球リーグでも「ビデオ検証」が導入されている。

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