大谷翔平 第4打席は内野安打で今季3度目1試合3H チームは今季18戦目で初2桁H 3回は中越えソロ
2025年4月15日(火)12時55分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース—ロッキーズ(2025年4月14日 ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、本拠でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で2戦ぶりの安打を放つと、第2打席は中越えソロ。第4打席も二塁への内野安打を放ち、今季3度目の1試合3安打をマークした。チームは大谷の安打で今季18試合目で初の2桁安打を記録した。
初回は過去5打数3安打と相性のいい右腕センザテーラとの対戦。カウント2—2から外角低めのカーブに体勢を崩されながらも右手一本で右前に運んだ。そして、続くベッツが左越えに2ランを放ち、幸先よく先制した。2戦ぶりに先発復帰したフリーマンも安打を放ち、初回から本拠ファンは大盛り上がりとなった。
3回の第2打席で大谷のバットから快音が響いた。先頭打者として打席に入ると、カウント2—2から外角高めの速球を強振。角度30度、本塁打では今季最速の112マイル(約180.2キロ)の打球速度で飛び出した打球はあっという間に中堅フェンスを越える圧巻の408フィート(約124.4メートル)弾となった。ダイヤモンドを一周した大谷は本塁を踏んでチーム内で流行中の「デコルテポーズ」。さらに右翼の大型ビジョンでも大谷が出演中の「コスメデコルテ」のCMが流される演出もあった。
6回1死走者なしで迎えた第4打席は左腕ペラルタとの対戦。カウント2—2から外角低めのカーブを引っかけさせられて一、二塁間へのボテボテのゴロとなったが、大谷の足が勝り、二塁内野安打となった。その後1死満塁とするとスミスが犠飛を打ち上げ、大谷がチーム5点目のホームを踏んだ。
大谷は前カードのカブス3連戦で12打数1安打と振るわず。開幕8連勝と好発進したチームも直近は3カード連続負け越しと勢いが止まっている。攻撃は下位打線が大谷の前に走者をためられず、指揮官が「翔平の前の打者が出塁する必要がある」と下位打線の奮起を促している。
大谷はここまで77打席中、走者ありで立った場面はわずか19打席。さらに得点圏は7打席で3打数3三振と結果が出ず、昨季130打点を記録した勝負強さも影を潜めていた。