日大が米国の歴史ある大会で4位につけ逆転圏内をキープ 主将の小林大河は個人戦で7位から逆転に挑む
2025年4月16日(水)13時45分 スポーツニッポン
米国の伝統ある学生トーナメント、第78回ウエスタン・インターカレッジの第2ラウンドが15日(日本時間16日)、米カリフォルニア州サンタクルーズのパサティエンポゴルフクラブ(6521ヤード、パー70)で行われた。
米大学ランキング22位のペッパーダイン大が通算6オーバーで首位に立った。同18位のサンディエゴ州立大が通算4アンダーで2位、同21位のアリゾナ大が通算3アンダーで3位につけている。
初日5アンダーで2位スタートを切った招待参加の日大は、4オーバーとスコアを崩し、名門スタンフォード大とともに通算1アンダーの4位で並んでいる。
和田光司監督は「今日は午前中、気温が下がって大変寒かった。それもあったのか分かりませんが、苦戦しました。残念な結果になりました」と振り返った。それでもトップと5打差は十分、逆転圏内。
「明日(最終日)は巻き返して、少しでも上位に入れるように努力したい」とチームを鼓舞した。
また、初日に65をマークして個人戦のトップに立った主将の小林大河(4年)はこの日3バーディー、3ボギーの70と伸ばせず、通算5アンダーでトップと4打差の7位に順位を下げた。
「今日はピンポジションが難しく、畳二畳の範囲にショットを打たないといけない場面が多かった。僕のショットの技術力ではそこにつけることができず、スコアを伸ばせなかった。そこは日本に帰って練習するしかないと思っています」と課題を挙げた。
それでも、今季2度目の米国遠征で日本とは異なるコースコンディションにも慣れ、海外の選手と一緒に回っても、物おじしなくなっている。
「明日は、今できることをしっかりやって、チーム5アンダーという目標をまずクリアできるように頑張りたいと思います」と意欲を語った。
このウエスタン・インターカレッジは、米ゴルフチャンネルでも中継されている歴史あるビッグトーナメント。過去にはトム・ワトソンやタイガー・ウッズらスーパースターが出場しており、15年大会ではスコッティ・シェフラーが個人戦と団体戦(テキサス大)の2冠に輝いている。
大会主催者によれば、歴代の出場選手の米ツアーの延べ優勝数は577勝にものぼるという。マスターズや全米オープンなどのメジャー大会の延べ優勝数も56勝と圧倒的で、数多くのスター選手がこの大会をステップに飛躍を遂げている。
その伝統の大会に日本の大学として初参加した日大勢が、最終日にどんなプレーを見せてくれるのか注目だ。