本拠地での決勝に辿り着けず…バイエルンでのCLラストゲームとなったミュラー「受け入れるしかない」
2025年4月17日(木)9時55分 サッカーキング
CL敗退に悔しさを滲ませたミュラー [写真]=Getty Images
CL準々決勝セカンドレグが現地時間16日に行われ、バイエルンはインテルと対戦した。敵地『サン・シーロ』に乗り込んだバイエルンは52分にハリー・ケインのゴールで先制するも、2つのセットプレーから逆転を許す。76分にはセルジュ・ニャブリのクロスからエリック・ダイアーがヘディングシュートを叩き込んだが、勝ち越し点は奪えず、試合は2−2のドローで終了した。
2戦合計スコアが3−4とわずかに及ばず、2シーズン連続のベスト4進出を逃したバイエルン。今シーズン限りでの退団が決定しているミュラーにとっては、この試合が同クラブでのCLラストゲームとなってしまった。試合後には「当然がっかりしているよ。失点について議論の余地はあるだろうが、僕たちはイタリア最高のチームと対戦した。彼らは準々決勝に至るまでわずか2失点しかしていなかったんだ」と前置きしつつ、次のように言葉を続けた。
「今日の最初の15分間に関しては僕たちが優位だったと思う。絶好のチャンスもあったので得点するべきだった。彼ら(インテル)の守備は固く、ファーストレグでの2失点目が大きかった。彼らは常に反撃してくる。ファーストレグで追い付いた時、そして今日もそうだった。互角だったが、最終的にはインテルが僕たちを上回り、勝ち上がった。サッカーとはそういうものだ。全力を尽くしたのであれば、どんな結果であれ受け入れるしかない」
今大会の決勝戦の会場はバイエルンの本拠地『アリアンツ・アレーナ』。ミュラーとしては慣れ親しんだスタジアムでビッグイヤーを掲げ、クラブに別れを告げたかったことだろう。志半ばでの敗退に「決勝はミュンヘンで行われるし、全員にとって苦しい結果だ。僕たちは全力を尽くしたが、CLは願いを叶えてくれなかった」と悔しさを滲ませた。
なお、ミュラーはこの試合でCL通算出場数が「163」に到達。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(現:インテル・マイアミ)と並ぶ、歴代3位の記録を打ち立てた。
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