ウッズ、シェフラーらを輩出した伝統の大会 初出場の日大は逆転ならず4位 隅内雅人が追い上げ個人戦9位
2025年4月17日(木)17時40分 スポーツニッポン
米国の伝統ある学生トーナメント、第78回ウエスタン・インターカレッジの最終ラウンドが16日(日本時間17日)、米カリフォルニア州サンタクルーズのパサティエンポゴルフクラブ(6521ヤード、パー70)で行われた。
4位からの逆転を狙った初出場の日大は8オーバーと伸ばせず、通算7オーバーの4位で終えた。サンディエゴ州立大が2アンダーで回り、通算6アンダーで逆転優勝した。スタンフォード大が通算1アンダーで2位に続いた。
個人戦では世界アマチュアランキング34位のフリップ・ヤクブチック(アリゾナ大3年)が66の通算13アンダーで優勝。17位で出た隅内雅人(20)が6バーディー、3ボギーの67で回り、通算3アンダーの9位に入った。
日大が初出場の大舞台で4位に入る健闘を見せた。
3月にカリフォルニア州ナパで開催されたブリヂストン大学招待の時と同じ順位で春の米国遠征2試合を終えた和田光司監督は「パサティエンポゴルフクラブは本当に期待していた以上の素晴らしいゴルフ場で、こういうところで練習を積み重ねたら、素晴らし選手が出るんだろうなとあらためて感じました。もう一回、チームを鍛え直して、来年もこの大会にお招きいただけるチャンスが生まれましたら、頑張りたいと思います」と振り返った。
会場のパサティエンポGCはマスターズの舞台であるオーガスタ・ナショナルGCを設計したアリスター・マッケンジーが手がけた名コース。試合は米ゴルフチャンネルで中継されるなど注目度も高く、選手が飛躍のきっかけをつかむ環境が整っている。歴代の参加選手にはトム・ワトソンやタイガー・ウッズ、スコッティ・シェフラーらそうそうたる顔ぶれが並ぶ。
個人戦では隅内が前日の17位から追い上げ、ブリヂストン大学招待の個人戦2位に続く、米国遠征2試合連続のベスト10入りを果たした。
「技術的には初めて行った頃よりは追いついてきたかなと思います。その辺は自信になります。日本に帰ってもそこは変わらずに、あとは自分の心をいかにコントロールできるかというところに重点を置いて、しっかり勝てるように頑張ります」と手応えを口にした。
また主将の小林大河はこの日78とスコアを崩し、前日の7位から22位まで順位を落とす無念のフィニッシュとなった。
「自分としては最終日にスコアを崩してしまい、キャプテンとしてふがいなかった。ボギーを続けて打った後に立て直すことができなかった。この課題に向き合って練習していきたい」と出直しを誓っていた。