【広島】1イニング54球の攻撃 14球粘った二俣翔一「セカンドゴロを打とうと」 末包昇大は打点トップに

2025年4月18日(金)22時50分 スポーツ報知

2回1死二、三塁、二俣翔一はファウルで粘る(カメラ・義村 治子)

◆JERAセ・リーグ 阪神2—5広島(18日・甲子園)

 広島打線が粘り強く阪神・村上を攻めた。2回無死一、二塁で菊池が左中間へ同点の2点二塁打を放つと、続く会沢が9球目に四球。1死二、三塁では二俣が14球粘り、四球を選んだ。満塁で矢野が勝ち越しの左犠飛。小園が右前打で再び満塁とし、末包がフルカウントまで持ち込んだ末、左前に2点打を放った。この回だけで村上は54球。開幕戦で9回途中まで無得点に抑えられた右腕を攻略した。

 驚異の粘りを見せた二俣は「セカンドゴロで点が入る。セカンドゴロを打とうと思った」と冷静に振り返った。「でも、無理に転がそうとするのではなく、(ミートポイントを)手元に寄せてという意識で」。結果的に8球のファウル。末包も「四球でも1点。ゾーン内はしっかり振りたいけど、頑張ってボール球を振らない意識で」と食らいついた。この2点打で、リーグ単独トップの16打点。ミーティングで「(際どい球を)追いかけすぎないように、両コーナーにしっかり投げてくるので、ある程度は割り切って」と指示が出ていたという。

 新井監督も「打って、選んで、粘って、つないで。うちらしい」と拍手。「簡単に終わるのではなく、粘って粘って、後ろの打者に。そこはバッティングコーチとスコアラーが伝えてくれていた。本当に粘り強く、嫌らしい、いい攻撃だった」と振り返った。

スポーツ報知

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