元日本王者「天心は苦戦する」 那須川天心の“世界前哨戦”を展望「戦績的には強い選手ではないけど...」
2025年4月18日(金)19時30分 スポーツニッポン
元プロボクサーで第40代日本スーパーライト級王者の細川バレンタイン氏(43)が18日に自身のYouTubeチャンネルを更新。同日に発表されたキックボクシングの神童”那須川天心(帝拳)の世界前哨戦について語った。
昨年10月、ボクシング初タイトルとなるWBOアジア・パシフィック・バンタム級王座を獲得した那須川。世界初挑戦が期待される中で同王座を返上し、6月8日にWBAバンタム級6位のビクトル・サンティリャン(29=ドミニカ共和国、15戦14勝5KO1敗)とバンタム級10回戦で対戦することが発表された。WBC1位、WBAとWBOが2位、IBFは4位にランクしている那須川にとって、11月頃を予定する世界初挑戦へ向けた前哨戦となる。
細川氏は「天心は苦戦すると思う」と展望した。対戦相手については「戦績的にはすごく強い選手ではないけど、試合を見たり、彼のスタンスやリーチの長さやファイトスタイルを見ると天心にとっては良い相手だと思う」と説明した。
ボクシングキャリアを進めていく中で、一戦ごとにボクサーとして成長している那須川。「モロニー戦では打ち合える強さを見せて、昨年10月のアシロ戦では距離を使う中間距離のボクシングをしていた。今回は2つをミックスした戦略で戦うと思う」と語った。
その上で「相手は振りが大きいから中に入って、コンパクトにパンチが打てれば打ち合いでも天心が制する可能性はあると思う。でもどこかで強烈なパンチをもらったら本当に効くと思う。モロニーもパンチ強かったけど、対サウスポーの打ち方ではなかった。今回のサウスポー対サウスポーだからしっかり狙って打ってくる」と相手を警戒した。