23歳エース・佐藤淑乃「攻撃面で貢献したい」日本人最多得点、徹底マークも11得点 NEC川崎が快勝発進…SVリーグチャンピオンシップ
2025年4月19日(土)6時0分 スポーツ報知
第1セット、スパイクを決めてサーブに向かうNEC川崎の佐藤淑乃
◆バレーボール大同生命SVリーグ女子▽チャンピオンシップ準々決勝第1戦 NEC川崎 3—0(25—15、25—19、25—19)(18日、神奈川・川崎市とどろきアリーナなど)
初代女王を決めるチャンピオンシップ(CS)が始まった。準々決勝第1戦は神奈川と福島で2試合が行われ、レギュラーシーズン(RS)2位のNEC川崎は、ホームで同7位の東レ滋賀をセットカウント3—0のストレートで下し、次週の準決勝進出に王手をかけた。RSで日本人最多得点の23歳のエース・佐藤淑乃は、攻撃で相手ブロック、レシーブに徹底マークされながらも、11得点で貢献した。
佐藤は勝利後の記者会見で「チャンピオンシップの初戦で、3—0で勝ち切れたことがすごい良かった。内容も自分たちのサーブで攻めてしっかり相手を崩せたことと、オフェンス面ではミドルを使えて、理想的な形を作れていた」と、納得の表情で振り返った。
昨季限りで現役引退した古賀紗理那さんの「背番号2」を引き継ぐ新エースは、試合前のホームの場内でRS日本人最多895得点を紹介された。「この結果は満足しているというより、チームメートのおかげです。チームとして4枚攻撃とか意識しているので、決められたと思っています」と冷静に語った。CSでも相手ブロックの徹底マークに遭うが、「出だしはあまりうまく自分のプレーを出せなかった。ミドルの選手が決めてくれたことで、ブロックが1枚になったり、点数が取りやすくなった。チームで助け合って点数を取れた」とうなずいた。
チームは20日に2連勝で準決勝進出を狙う。「オフェンス面でチームに貢献したい。サーブもバックアタックでもスパイクでも。世界が相手でも、日本人が相手でも貢献したい」と佐藤。25年度の日本代表登録選手に選ばれた得点源が、大同生命SVリーグ初代女王へ、CSでも成長を示す。