会場トラブルにも動じずB2富山が快勝で東地区2位に浮上 プレーオフ初戦のホーム開催に王手
2025年4月19日(土)20時39分 スポーツ報知
機材トラブルにも動じることなくプレーしたB2富山の選手たち
◆りそなB2リーグ第32節 富山100—90福井(19日、富山県総合体育センター)
富山グラウジーズは100—90で福井ブローウィンズに勝利し、東地区2位に浮上した。20日の今季最終戦で勝利、または信州が敗れるとプレーオフ初戦(準々決勝)のホーム開催が決まる。注目の北陸ダービーには3234人が訪れ、ホームの大応援を力にした富山が奮闘。4試合出場停止処分中のダビー・ゴメスHCの代わりに指揮を執った高原純平ACは「昨日はHCとしっかりミーティングを行った。選手だけでもコミュニケーションできているので不安はなかったです」と明るい表情で振り返った。
“珍トラブル”にも動じることはなかった。試合開始早々にゲームクロックの不調で試合が中断。会場がざわめく中、レフェリー3人が協議し「調整中です。もうしばらくお待ちください」とアナウンスされ、選手たちはシュート練習を開始した。約10分後に試合は再開したが、選手は集中力を切らさず気迫のプレーを連発。強度の高いディフェンスで流れを呼び込むと、第2クオーター(Q)には持ち前の攻撃力を発揮して突き放した。
ゴメスHC不在の非常事態が続く中、高原ACがエネルギッシュにチームを指揮。第2Qにはエース、アーロン・ホワイト(32)が3ファウルのトラブルに見舞われたが、チーム一丸となって乗り切った。21得点5アシストと活躍したPG宇都直輝(33)は「いい形でプレーオフにつなげたいと、気持ちを込めてプレーしました。明日はしっかりと勝ってホーム開催にしたい」と決意。イレギュラーな事態も乗り越え、20日の大一番に挑む。(中田 康博)