山本由伸 SNS上で史上初の沢村賞&サイ・ヤング賞W獲り期待の声「こんなピッチングが続けられたら」
2025年4月19日(土)13時42分 スポーツニッポン
◇インターリーグ ドジャース3—0レンジャーズ(2025年4月18日 テキサス州アーリントン)
ドジャースの山本由伸投手(26)が18日(日本時間19日)、敵地レンジャーズ戦に先発し、7回5安打無四球10奪三振無失点の好投。試合も3—0で勝ち、今季3勝目を挙げた。
過去サイ・ヤング賞に2度輝いた相手先発デグロムとの投手戦で、堂々と投げ勝った。最速は7回にマークした96.2マイル(約154.8キロ)で、10奪三振は3月28日タイガース戦に並ぶメジャー自己最多。4日フィリーズ戦から18イニング連続無失点で、防御率も0.93まで下がり、グリーン(レッズ)の0.98を抜いてナ・リーグ首位に立った。
山本は「7回を投げ切れたのは凄くよかった。前回もその前も良い感覚で投げられたが、少しボールが先行する場面が多くて改善したい部分だったので、前回より良かったかなと思います」と総括。デグロム相手に最少失点の投球が求められる中、「展開的にも1—0でずっといってたので、少しのミスが逆転につながるので、そうならないように毎イニングしっかり気を引き締めてマウンドに上がりました」と話した。
この試合は産休制度の大谷翔平投手が欠場。代わりに1番を務めたエドマンが先頭打者本塁打を放ち、山本も緊迫した投手戦を制してチームを勝利に導いた。「いつも大谷さんがチームを引っ張ってくれているので、こういう時はみんなで少しずつ大谷さんの代わりを、穴を埋めて、みんなでカバーして戦えたので凄く良い試合だった」と振り返った。
データ分析サイト「オプタ」の公式Xは「シーズン最初の5度の登板で、35以上の奪三振、K/BB(奪三振/与四球比)5.00以上、被安打20未満、5失点未満は現代野球の投手で唯一」と支配的投球を続ける山本の凄さをデータで紹介した。
圧巻の投球を続ける山本にデーブ・ロバーツ監督は「彼は素晴らしいし、いい投手だ。間違いなく優秀なトップクラスの投手だ。まだ時間はたっぷりあるが、今のところ彼はナショナル・リーグで最高の投手だと思う。スキーンズもかなり優秀ではあるが」と絶賛。エドマンも「彼は今、球界最高級のピッチャーだ。今のところ彼より優れた投手は想像できない」と賛辞の声が相次いだ。
SNS上ではオリックス時代に沢村賞を3度受賞している山本が、史上初のサイ・ヤング賞とのW受賞を期待する声があがった。「こんなピッチングが続けられたら世界初のサイ・ヤング賞と沢村賞受賞した選手になるよ」「やはり日本人初のサイ・ヤング賞獲るとしたらお前しかいない!!」「山本由伸が沢村賞とサイ・ヤング賞を獲得する未来が見えてきたな」「山本は史上初の沢村賞とサイ・ヤング賞を獲得する投手になるか?」などと投稿された。