新潟 GK藤田&DF稲村 今季3度目のクリーンシートに自信 ホーム初勝利をサポーターに届ける!
2025年4月19日(土)4時0分 スポーツニッポン
アルビレックス新潟は明治安田J1リーグ第11節のきょう19日、ホームで京都と対戦する。18日は聖籠町のアルビレッジで最終調整。2試合連続無失点に貢献しているGK藤田和輝(24)とDF稲村隼翔(22)は、三たびのクリーンシートに自信をみなぎらせる。相手のエースFWラファエル・エリアス(26)を封じ、今季のホーム初勝利をサポーターに届ける。
もう守備が課題とは言わせない。2試合連続無失点に、開幕からゴールマウスを守り続ける藤田も、大卒ルーキーながら最終ラインの要でもある稲村も手応え十分。現在、得点ランク2位の7ゴールのエリアスを擁する京都を封じれば、自信は確信に変わる。藤田は「失点しなければ負けない」と、3試合連続無失点に意欲満々だ。
クリーンシートだった第9節の神戸戦、前節の横浜FC戦は最終ラインの上げ下げを強く意識した。「相手がボールを下げた時は1メートルでもラインを上げる」と稲村。細かく最終ラインを設定して相手FWに自由を与えず、さらに味方のプレスを後押ししてパスの出どころからつぶすことをチーム全体で共有した。藤田は「(開幕当初は)試合終盤になってくると(最終ラインが)上げられなくなっていたが、今のやり方で結果が出始めている。そこは一つ変化」と手応えをにじませる。
堅さを見せ始めた守備の真価が問われるのが京都戦だ。警戒すべきはチーム総得点14の半分を叩き出しているエリアス。シュート総数はリーグトップ、3アシストは同4位タイとJ1を代表するFWで、2位の原動力となっている。
マッチアップが予想される稲村は「まずは(パスを)入れさせないことを大事にしたい」と警戒。最終ラインを高く設定し、効果的なパスを出させないことが重要だ。スピードがあり、ポストプレーも得意なエリアスにたとえボールが入ったとしても「1対1ではどの選手にも負けないようにと意識している。奪ってマイボールにするところまでつなげたい」と強気の姿勢を崩さない。
藤田も「今まで以上にシュートが飛んでくると思っている。自分が止めることを意識してやりたい」と堅守を誓う。狙うは上位からの勝ち点3。上昇気流に乗るため、守備を支える若武者2人への期待は大きい。(西巻 賢介)
○…京都は消化が1試合多く、5勝3分け3敗で順位は2位。第6節から第10節まで4勝1分けと好調だったが、16日の浦和戦は1—2で敗れた。第10節までで攻撃数はリーグトップ。ファウル数も1位で、守備強度が高い証拠だ。一方、自チームから相手に攻撃が切り替わるボールロストが1位とボールを失う回数が多く、被シュート数もリーグワースト。