ソフトバンク・有原 エースまさか開幕から3連敗、7回2失点の粘投もガックリ「ダメだった」遠い1勝
2025年4月19日(土)6時0分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ ソフトバンク1—2西武(2025年4月18日 ベルーナD)
エースの勝ち星が遠い。ソフトバンクの有原が開幕からまさかの3連敗。7回を投げて8安打を浴びながらも2失点(自責1)と粘るも、白星はつかめなかった。
チームは主力に故障者が続出して苦しい状況に陥っている。何としても連敗を止めたい思いだったが、昨季の最多勝右腕は「悔しいですね。ダメだった」と肩を落とした。
1—1の7回に踏ん張りきれなかった。先頭・古賀悠の左前打と犠打で1死二塁とされ、1番・西川に初球のカットボールを捉えられた。決勝の右翼線適時二塁打。打線が7回に西武先発・今井に無安打に抑えられながらも同点とした直後、重い1点を奪われてしまった。
再三のピンチを切り抜けていた。3回2死三塁から二塁手・広瀬隆の適時失策で先制を許したが、2回1死三塁や5回1死二、三塁の場面で得点を許さなかった。それだけに7回に粘りきれなかったのが悔やまれた。「いい曜日を任されている中、7回、あそこだなと。悔しいですね」と振り返った。
今季のパ・リーグ開幕投手では唯一の未勝利となっているが、前回11日のロッテ戦から2試合連続でクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)と復調気配を示している。気持ちの強い背番号17が次こそチームを勝利へ導く。