DeNA三嶋 国指定の難病手術を終えたソフトバンク浜口にエール「病気と向き合いやっていこう」

2025年4月24日(木)12時13分 スポーツニッポン

 DeNAの三嶋一輝投手(35)が、国指定の難病「黄色靭帯骨化症」を発症し23日に手術を受けたソフトバンク・浜口遥大投手(30)にエールを送った。

 この日、右腕は横須賀市内の2軍練習施設「DOCK」の全体練習前に取材対応。記者が話しかけると「浜口のことですよね」と切り出し、「手術の前日に本人から連絡をもらったんです。最初は“嘘だろ”と思った」と打ち明けた。

 今季13年目を迎えたベテランは、同じ症状で22年8月に手術を受けた。発症後は左足に力が入らず「歩くのもしんどい」状態におちいったときもあった。

 それだけに、16年にドラフト1位でDeNAに入団し、ともに必死にチームのために腕を振ってきた「弟分」のような左腕の手術を、他人事とは思えない心境だった。

 「この病気には個人差がある。浜口の場合は痛みがひどくなっているというわけではないみたいだけど、やはり早期発見、早期手術に踏み切るということは大事。本人が決めたことだろうから、これからも連絡を取り合って情報は交換していきたいですね。本人は前向きでしたよ。ほら、もともと前向きな子でしょ」と言葉を続けた。

 だが、今後はプロ野球選手としてはつらい現実も待つ。その事に関しては「先輩」としてエール。「自分の体と相談しながらですが、野球選手としては結果を出さないといけない。難しいけど、取り組んでいかないといけない。やはり結果がでないと、何かで影響しているのかなと思われてしまうから。“頑張れ”というより、しっかりこの病気と向き合いながら、やっていこうよという感じです」と力を込めた。

 三嶋は手術後に、三浦監督から「お前がこの病気を克服して活躍する“第1号”になれ」と言われて奮起。23年4月26日のヤクルト戦で復帰後初勝利を飾った。

 今季は開幕から2軍調整が続いているが、1軍昇格を虎視眈々と狙っている。後輩の早期回復を願いつつ、自身が立つ1軍のマウンドにも三嶋一輝は思いをはせている。 (大木 穂高)

スポーツニッポン

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