B2富山は最終戦で惜敗も東地区2位が確定…プレーオフ初戦はホーム開催に決定
2025年4月20日(日)20時7分 スポーツ報知
14得点を挙げたB2富山のPG宇都
◇りそなB2リーグ・第32節 福井107—103富山(20日、富山県総合体育センター)
富山グラウジーズは延長戦の末、103—107で福井ブローウィンズに敗れた。今季最終戦で悔しい敗戦となったが、東地区3位の信州ブレイブウォリアーズも敗れたため、同2位が確定。5月3〜5日のプレーオフ初戦(準々決勝)は、ありそドームでのホーム開催が決まり、対戦相手は西地区3位のベルテックス静岡となった。4試合出場停止処分中のダビー・ゴメスHCの代わりに指揮を執った高原純平ACは、リーグ戦60試合を戦い抜いた選手をねぎらい「まずは疲労の蓄積があるので、しっかり休んでもらって準備したい。ゴメスHCのやりたいバスケが浸透し、いい流れになっている。ターンオーバーやディフェンスでのミスなど、もっと突き詰めていきたい」と意気込みを語った。
注目の北陸ダービーに3163人のファンが詰めかけ、シーソーゲームの大熱戦となった。安定感のある外国籍選手が攻守で奮闘すれば、PG宇都直輝(33)が14得点、8アシスト、SF上田隼輔(25)は11得点、2アシストと日本人選手も活躍。92—97の第4クオーター(Q)残り9秒から2連続ゴールを決めて延長戦に突入するなど、粘り強さも見せた。その一方で、延長戦終盤の勝負どころで守備が甘くなり、プレータイムの長くなった選手のシュート精度が低下。SF/PFトーマス・ケネディ(37)は44分出場したほか「アーロンは37分出場し、疲労も溜まっていたと思うが、うちのバスケに欠かせない部分がある」と高原AC。手応えと共に大きな課題も残した。
プレーオフ初戦の静岡とは、今季リーグ戦で4戦全勝の好成績を残す一方で、ゴメスHCが1試合目まで出場停止となっているのは不安要素だ。SF上田は「日頃からHCのやりたいバスケは全員がわかっている。2試合目には帰ってくるので必ず勝利したい」と決意。指揮官不在に動じることなく、ホームでの大一番に挑む。(中田 康博)