【皐月賞】ミュージアムマイルは日本ダービーで2冠狙う サンデーレーシング吉田代表「名前はマイルですけどね」

2025年4月20日(日)16時55分 スポーツ報知

モレイラ騎手騎乗のミュージアムマイルが皐月賞を制す(カメラ・高橋 由二)

◆第85回皐月賞・G1(4月20日、中山競馬場・芝2000メートル、良)

 クラシック第1戦は3歳牡馬18頭によって争われ、3番人気のミュージアムマイル(栗東・高柳大輔厩舎、父リオンディーズ)が、先に抜け出したクロワデュノールを差し切って重賞初制覇で1冠目を手にした。勝ちタイムは昨年のジャスティンミラノを0秒1更新するレースレコードの1分57秒0。

 昨年の朝日杯FSで2着に入り、前走の報知杯弥生賞ディープインパクト記念は1番人気に推されたが4着。今回はジョアン・モレイラ騎手との新コンビで巻き返した。報知杯弥生賞を1番人気で敗退して本番で勝利したのは66年ニホンピロエース、96年イシノサンデーに続く29年ぶり3頭目。

 モレイラ騎手は桜花賞(エンブロイダリー)に続くG1連勝で、高松宮記念(サトノレーヴ)を含め今年の春G1は4戦3勝。桜花賞と皐月賞の連勝は、19年のクリストフ・ルメール騎手以来6年ぶり6人目。高柳大調教師はクラシック初勝利となった。

 2着は1番人気のクロワデュノール(北村友一騎手)、3着は4番人気のマスカレードボール(横山武史騎手)が入った。

 サンデーレーシング・吉田俊介代表(ミュージアムマイル=1着)「厳しい競馬でしたけど、ジョッキーの判断で少し追い出しを待ったように見えましたし、素晴らしい末脚で差し切ってくれましたね。馬はちょっと緩いような馬場で、ここ2戦は結果を出せてなかったんですが、いい状態でここまできてくれましたし、力のある馬だと思っていました。勝つ可能性はあると思っていました。パドックの状態は素晴らしく見えました。(皐月賞に出走した)4頭ともレースに出す以上は、いい状態で出せたと思います。(今後については)これから相談しますが、(日本ダービーへ)行くことになると思います。ジョッキーは(2400メートルでも)距離はもつ、と言っていました。名前はマイルですけどね(笑)。ハッピートレイルズの血統は、チェルヴィニアもそうですけど、また活躍馬を出してくれて、ノーザンファームができた頃から支えてくれている牝系なので、すごいなと改めて思います」

 ノーザンファーム・吉田勝己代表「馬はよかったと思いますよ。モレイラさんもうまく乗ってくれましたよね。1分57秒0の時計もすごいと思います。藤沢(和雄)先生には大変お世話になりましたよね。ハッピートレイルズの血ですからね」

 ノーザンファーム・中島文彦ゼネラルマネジャー「初子にしては(産まれた時に)52キロあって標準以上で、リオンディーズの子で目立っていたわけではないが、幼い頃から元気でキビキビしていました。ハッピートレイルズの血統は、うちで大事にしている血統なので、そのたまものですね。底力のある血統で、これからも発展していってくれると思います」

スポーツ報知

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