信州筑北ボーイズ、創設2年目、関東ボーイズリーグ大会初参戦で初勝利 古河主将「『やれる』という自信がついてきた」
2025年4月20日(日)6時0分 スポーツ報知
関東ボーイズリーグ大会で初勝利を挙げた信州筑北ボーイズ
中学生の部で177チームが参加する大規模トーナメント、メニコン杯第28回関東ボーイズリーグ(BL)大会は、13日に予定されていた2回戦・64試合、3回戦・32試合が雨天中止。20日(一部19日)に順延された。昨年1月に創設された信州筑北ボーイズ(長野)は6日の1回戦で喜多方(東北南)に競り勝ち、初出場初勝利を挙げた。
※ ※ ※
昨年1月創設の信州筑北が初参加の関東BL大会で初勝利を挙げた。1回戦で喜多方(東北南)に延長8回タイブレークで勝利。緑川竜二監督(44)は「1年間やってきて選手たちの心と体の成長を感じている」と目を細める。
緑川監督は名門・松商学園OB。恩師で同校や長野日大高を春夏通算11度甲子園に導いた中原英孝さん(79)が2023年に監督を勇退。「中原監督の魂を受け継ぐ」とチームを創設した。長野市と松本市の間にある筑北村のバックアップを受け活動。同年9月の東日本選抜大会長野県支部予選で公式戦初勝利を挙げた。
投手陣は左の小林大と右の長坂の2枚看板。制球が良い小林大は「右打者の内角に投げ込むのが得意」と強気な投球がさえる。小学4年生からバッテリーを組む古河主将には「投げたい球を要求してくれる」と息もぴったり。指揮官が「適度に荒れる球が魅力」という長坂は「オリックスの吉田(輝星)選手のようにストレートをスバッと内外角に投げられるようになりたい」と目を輝かせる。
長坂と小林大が3、4番を打つ打線も指揮官は「ウチのカギを握るのが1番の中島と2番の大内」と言う。中島は50メートル6秒7の俊足が武器。巨人の坂本に憧れる大内は広角に打てる打撃が魅力だ。
古河主将は「昨年秋から『やれる』という自信がついてきた」と手応え。4月から2期生6人が加わりチームのムードは右肩上がりだ。
【信州筑北ボーイズ・部員】※は主将
▽2年生 ※古河亮駕、瀧澤拓人、松田和歩、田中心碧、古川翔琉、宮坂陽悠、大内優希、小林大雅、小林祐翔、小林祐樹、町田悠、戸津遼哉、堀内翼来、久保蒼月、中島輝、中村大翔、塚田結斗、長坂優輝
▽1年生 寺沢旺志朗、岡村遥大、仲野結翔、小林亮翔、清水珠羽、橋本翔
◆メニコン杯第28回関東ボーイズリーグ大会
▽1回戦(6日・那須野ケ原ボールパーク)
信州筑北ボーイズ(長野)
000 200 04—6
010 000 12—4
喜多方ボーイズ(東北南)
(延長8回タイブレーク)
【信】小林大、長坂—古河
【喜】伊藤、長谷川—中島
[二]小林大(信)伊藤2、長谷川(以上喜)
【VTR】信州筑北は2回に先制され、なお2死満塁のピンチに右越えの飛球を右翼手・田中が背走して好捕。4回1死二、三塁から小林大の左前2点打で逆転した。延長8回、1死満塁タイブレークは大内の押し出し四球、長坂と小林大の連続適時打で4得点。長坂が2点に抑え逃げ切った。