【高校野球】滝川の今秋ドラフト候補右腕・新井が1失点完投&150キロマーク…次戦は報徳学園と対決
2025年4月20日(日)17時24分 スポーツ報知
1失点で完投勝利を収めた滝川・新井(カメラ・瀬川 楓花)
◆春季兵庫県大会 ▽2回戦 滝川6—1西宮東(20日・G7 STADIUM KOBE)
滝川が西宮東を破り、16強入りで今夏の兵庫大会第1シードを獲得した。
5球団のNPBスカウトが視察する中、今秋ドラフト候補の最速151キロ右腕・新井瑛太(3年)が9回6安打1失点、8奪三振で完投。打っては、5打数1安打だった。
6四死球と制球に苦しみ、6回まで毎回走者を背負いながらも、要所を締めて無失点。7回に1点を失ったが、8、9回は3者凡退に抑えた。今春初の150キロもマークした右腕は「粘り強く投球できたのはいいこと。次の試合からは3人え抑えて流れを作れるように調整していきたい」と振り返った。
今月上旬にU—18日本代表候補選手強化合宿に参加した。世代トップレベルの選手たちと交流し「真っすぐで空振りを取ることができたので、そこは自信にして投球につなげています」と新井。近藤洋輔監督も「頼もしくなって帰ってきた。そういう空気の中でやれたのは、かなり彼を成長させたのかなと思います」と目を細めた。
次戦は、昨夏王者の報徳学園。新井は「ひるまずに、自分たちの野球を自分たちのペースでできたら」と意気込んだ。