危険タックルで“ヒヤリ”、アルテタ監督がサカの状態に言及「確かに少し痛みを訴えていたが…」

2025年4月21日(月)19時56分 サッカーキング

右足首にタックルを受けたサカ [写真]=Getty Images

 アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、同クラブに所属するイングランド代表MFブカヨ・サカの状態に言及した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が20日、同監督のコメントを伝えている。

 プレミアリーグ第33節が20日に行われ、アーセナルは敵地でイプスウィッチと対戦した。試合は立ち上がりの14分、ゴール前で粘ったベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが相手の股下を射抜く技ありシュートを決め、アーセナルが先手を取る。28分には右サイドを突破したサカからの折り返しを、スペイン代表MFミケル・メリーノがバックヒールで繋ぎ、最後はブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリが流し込んでリードを広げる。

 2点をリードして後半へ折り返すと、69分には左コーナーキックをショートで繋いだところから、最後はトロサールが自身この日2点目をゲット。88分にはまたもセットプレーの流れから、ボックス右からカットインしたU−21イングランド代表MFイーサン・ヌワネリがゴールネットを揺らし、アーセナルは4−0と快勝していた。

 同試合の32分、サカは自陣右サイドでパスを受けた際、右足首付近にイングランド人DFリーフ・デイヴィスの足裏が入るタックルを受けていた。その後もピッチに立ち続け、57分にヌワネリとの途中交代でベンチに下がるまで、プレーを続行。一方で、ベンチに下がってからは、痛めた右足首を冷やす状況が確認されており、状態が心配されていた。

 だが、アルテタ監督によると、サカの状態に大きな問題はないという。試合後、アルテタ監督は「タックルについては見ていないんだ。あまりに一瞬の出来事だったからね。もちろんきっちりと確認しなければならないが、映像を見た主審の判断は正しかったと思う」とコメント。加えて、「確かに、彼は少しばかり痛みを訴えていた。しかしながら、幸いにも深刻なものではなさそうだよ」と続けており、長期離脱などに発展する可能性が低いことを示唆した。

 現在プレミアリーグで2位につけるアーセナルは、首位を走るリヴァプールに勝ち点差「13」をつけられており、残り5試合での逆転優勝は不可能に近いミッションとなってきた。一方で、チャンピオンズリーグ(CL)では準々決勝でレアル・マドリードを2戦合計5−1で破り、16年ぶりのベスト4入りが決定。準決勝ではパリ・サンジェルマン(PSG)と対戦することが決まっており、ファーストレグはホームで29日に、セカンドレグはアウェイで5月7日に開催される。

 クラブ史上初の“ビッグイヤー”を懸けた戦いに、今季の公式戦30試合出場11ゴール14アシストを誇る“エース”不在で臨むとなると、アーセナルにとっては大きな痛手だが、現時点でそのリスクは低そうだ。


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