【採点&寸評】鹿島「誰が出ても」の精神発揮、岡山に逆転勝ち“お目覚め”チャヴリッチら高評価
2025年4月21日(月)5時0分 スポーツ報知
岡山に逆転勝ちし、大喜びの鹿島・鈴木優磨(左)らイレブン(中は勝ち越しゴールを決めたターレス・ブレーネル)(カメラ・朝田 秀司)
◆明治安田J1リーグ▽第11節 岡山1—2鹿島(20日・JFEス)
鹿島は岡山に2—1で競り勝ち、リーグ戦の連敗を3で止めた。FWチャヴリッチ、MFターレスブレーネルのゴールで後半に逆転し、3位に浮上した。
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採点と寸評は以下の通り。
鬼木達監督【51・0】チャヴリッチのポジション変更後、5分でチャヴリッチ同点弾。ターレスをトップ下投入後、1分でターレス決勝点。51歳誕生日に、大好物の勝ち点3を自らたぐり寄せる
GK早川友基【6・5】複数失点も大いにあり得た中、指先弾きで最少失点。試合を締める
DF津久井佳祐【6・5】あれはシュートなのかクロスなのか、報道陣でも意見が割れたアシストシーンの真相は「シュートです(ニッコリ)」でした
DF植田直通【6・0】DFとしては致し方ない失点の絡み方。文句を言われても「1回CBやってみろ」で論破可能。前3枚に仕事をさせなかった点を評価したい
DF関川郁万【6・5】ルカオを封じ、グレイソンを封じ、一美を封じ、ということはつまり1・5列目も封じ。身も心も頑丈だった
DF安西幸輝【6・0】右が守備的な津久井ということで、追い越しマシーン的役割を全う。攻撃に活力
MF知念慶【6・5】勢い余ってゴールは取り消しも、ルカオはCBとのサンドイッチで、1・5列目の飛び出しは広い守備範囲と睨みでケア
MF柴崎岳【5・5】PK獲得につながったパスのような、急所を突くプレー回数をもっと。成功率を高めるより、分母を増やす意識で
MF荒木遼太郎【6・0】狭い局面で技術を発揮。軽率オフサイドでチャンスをつぶしたシーンはいただけない
MFチャヴリッチ【7・0】圧巻1ゴール1アシスト&守備で奮闘。試合後の取材は饒舌すぎて一気にしゃべりすぎてしまい、通訳さんが困惑。「あ、やべ、ごめん、もう1回話そうか?」とおどけるその笑顔にMOM
FW鈴木優磨【6・5】PK失敗も局面で強さ発揮。師岡を師岡として、チャヴリッチをチャヴリッチとして生かしつつ「鈴木優磨」を貫ける点が素晴らしい
FW師岡柊生【6・0】強さ、粘っこさ、推進力を発揮も無念の負傷退場。1日でも早い復帰を願うのみ
MF三竿健斗【6・0】後半22分IN。知念と2人で90分間、中盤の強度を保つ
MF舩橋佑【6・5】後半22分IN。スルーパス1本で試合を動かし、試合を決めた。CK時の巧みな時間の使い方には、小笠原満男さんもきっとニンマリ
MF松村優太【6・0】後半22分IN。リードしたことで投入時から役割が変わるも「2—1リード時の途中出場サイドMF」として勝利に徹する
MFターレスブレーネル【6・5】後半27分IN。メンバーに入れずとも自分に矢印を向け、腐らず努力を続けた選手にボールはこぼれてくる。鹿島ファミリーみんなが歓喜の決勝点
DFキムテヒョン【—】後半42分IN。守備固め起用。セットプレー守備で起用に応える
※平均は5・5〜6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島 智哉)