前WBOアジアパシフィック王者・渡辺海、剥奪された王座奪還へ「イチからのスタート」
2025年4月21日(月)19時17分 スポーツ報知
WBOアジアパシフィック・フェザー級王座決定戦に臨む渡辺海(左)と石井龍誠(カメラ・勝田 成紀)
◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級(57・1キロ以下)王座決定戦12回戦 渡辺海—石井龍誠(22日、東京・後楽園ホール)
WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級(57・1キロ以下)王座決定戦の前日計量が21日、都内で行われ、前王者・渡辺海(ライオンズ)、石井龍誠(金子)がともにリミットより300グラム軽い58・6キロでクリアした。
渡辺は昨年8月に鈴木稔弘(志成)を1回TKOで下してWBOアジアパシフィック王座を獲得。しかし今年1月に日本王者・奈良井翼(RK蒲田)とのノンタイトル10回戦で1—2の判定で敗れたため、規定によりWBOアジアパシフィック王座も剥奪(はくだつ)された。再起戦で、王座決定戦に臨む。「一からのスタートという気持ち。今までないぐらい体重もすんなり落ちてコンディションはいい。打ち合ったり倒したりして、会場が盛り上がるような試合をしたい」と意気込んだ。
タイトル初挑戦の石井は4戦連続KO勝利中。3月19日にそれいけ太一(KG大和)を3回TKOで下したばかりで、勢いに乗る。「コンディションは一番いいかもしれない。ジムを移籍したり、連敗続きだったり、いろんな思いがあってようやく立った(タイトルマッチの)場。負けられない気持ちが強い」と強い決意を口にした。
戦績は渡辺が16戦13勝(7KO)2敗1分け、20戦12勝(9KO)7敗1分け。
試合はLeminoでライブ配信される。