渡辺海、左フック一発で剥奪されたWBOアジアパシフィック王座を奪還

2025年4月22日(火)22時32分 スポーツ報知

WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王座に返り咲いた渡辺海(カメラ・勝田 成紀)

◆プロボクシング ▽WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王座決定戦12回戦 〇渡辺海(7回TKO)石井龍誠●(22日、東京・後楽園ホール)

 WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王座決定戦で、前王者で同級11位の渡辺海(ライオンズ)が、同級4位・石井龍誠(金子)を7回40秒TKOで下し、王座返り咲きを果たした。

 渡辺は7回、ロープ際の接近戦での左フック一発で石井を吹っ飛ばした。レフェリーはカウント途中で試合を止めた。リング上で「狙ってました。石井選手もパンチがあって一発一発思い切り振ってきて怖かったが、パンチ力勝負では負けないぞと思った」と喜びを爆発させた。

 「前回の負けが自分を強くしてくれた。次の試合で見返してやろうと思った」。昨年8月に鈴木稔弘(志成)を1回TKOで下してWBOアジアパシフィック王座を獲得。しかし今年1月に日本王者・奈良井翼(RK蒲田)とのノンタイトル10回戦で1—2の判定で敗れたため、規定によりWBOアジアパシフィック王座も剥奪(はくだつ)された。再びベルトを取り戻し「うれしいですね。いろんなプレッシャーがあったので」と愛おしそうにベルトを見つめながら話した。

 「自分は防衛戦より統一戦の方が強くなる」という渡辺は、リング上で「奈良井選手でも波田選手でも、統一戦お願いします」と日本王者・奈良井、東洋太平洋同級王者・王者・波田大和(帝拳)に統一戦を呼びかけた。

 戦績は渡辺が14勝(8KO)2敗1分け、石井は12勝(9KO)8敗1分け。

スポーツ報知

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