エンゼルスが劇的サヨナラ勝ち!菊池雄星6回途中1失点で移籍後初白星逃すも登板試合チーム初勝利
2025年4月21日(月)8時15分 スポーツニッポン
◇インターリーグ エンゼルス5×—4ジャイアンツ(2025年4月20日 アナハイム)
エンゼルスの菊池雄星投手(33)が20日(日本時間21日)、本拠でのジャイアンツ戦に先発し、5回1/3を投げ、5安打1失点。移籍後初白星はつかめなかったが、チームは劇的なサヨナラ勝利を飾った。
初回、先頭・ラモスにいきなり中前打を許したが、後続を断ち、3回も1死一、二塁のピンチをしのいだ。
5回に先頭のラモスに左中間への二塁打を打たれ、中堅手の悪送球で三塁まで進まれると、次打者・アダメズに左前適時打を浴び先制点を許した。
直後の5回裏にネトが今季初本塁打となる1号ソロを放ち、すぐさま試合を振り出しに戻したが、1—1の6回1死一塁で降板。その後、一塁走者が盗塁に失敗し、菊池が背負った走者はいなくなったが、勝利投手の権利は手にできなかった。後を継いだバークがこの回、勝ち越し2ランを浴びた。
それでも1—4で迎えた9回、先頭・トラウトの四球をきっかけに1死満塁の好機をつくると、ネトが押し出し死球を受け、2—4に。なおも1死満塁でアデルが左翼線へ二塁打を放つと、三塁走者、二塁走者が生還し同点。さらに一塁走者のネトも激走し、返球を受けた捕手のタッチをかいくぐり劇的なサヨナラ勝ちでジャイアンツに勝利した。
菊池は今季、自身初の開幕投手を務めた3月27日(同28日)のホワイトソックス戦は6回3失点で黒星が付くと4月9日のレイズ戦で2敗目、15日のレンジャーズ戦で3敗目。この日で移籍後5度目の先発となったが、白星はつかめなかった。ただ、自身が登板した試合は5戦目で初めてチームが勝利した。
一方、ジャイアンツもサイ・ヤング賞3度、通算262勝のベテラン・バーランダーが6回1失点と菊池との息詰まる投手戦を演じたが、チームがサヨナラ負けを喫し、移籍後初白星はお預けとなった。