石井渡士也 2度目の王座挑戦へ尚弥との最終スパーで心身充実 初挑戦の福井は「まずは日本のベルトを」

2025年4月21日(月)17時33分 スポーツニッポン

 ◇ボクシング日本スーパーバンタム級王座決定戦10回戦 石井渡士也《10回戦》福井勝也(2025年4月21日 東京・後楽園ホール)

 日本スーパーバンタム級王座決定戦の前日計量が21日、都内で行われ、同級1位・石井渡士也(24=RE:BOOT、8勝5KO1敗2分け)と同級2位・福井勝也(28=帝拳、8戦8勝6KO)はともにリミットを100グラム下回る55・2キロで一発パスした。

 前日本王者の下町俊貴(グリーンツダ)が返上した空位の王座を争う。指名挑戦者として、23年10月に下町と引き分けて以来、約1年半ぶりとなる2度目のタイトル挑戦となる石井は「今回は凄い体調も良い。自信がある。前回タイトルマッチの独特な雰囲気を感じられことは自分のアドバンテージになる」と自信をのぞかせた。

 試合前最後のスパーリングは世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)と4ラウンド実施。スパー後には合同トレーニングを行い、メンタルの強化にも成功したという。「自分も気持ちが入っていたし、試合前の緊張感の中できたのはよかった」と5月4日(日本時間5日)に米ネバダ州ラスベガスでの防衛戦を控えるモンスターと汗を流し、心身共に充実の仕上がりを強調。「ある程度の作戦はある。しっかりボクシングをつくって10ラウンドの判定なのか、KOか分からないがプレッシャーかけながら崩していくことになる」と力強く話した。

 対する福井は9戦目でタイトル初挑戦。こまで全勝の28歳は「ベルトを見たらかっこいいと思った。欲しいし気持ちも高ぶってきた」と高揚感を口にした。石井に対して「痩せてましたね」と第一印象を明かしながら「前王者(下町)とも引き分けてパワー、スピード、テクニックを兼ね備えた選手」と警戒を強める。

 同門で元IBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(37=帝拳)らとスパーで調整。その尾川らジムの大先輩らが腰に巻いてきた日本タイトルのベルトへの思いを強くし「帝拳の先輩方が日本のベルトを巻く姿を見てきて、自分もそうなりたい。まず獲らないと意味がない」と自らに言い聞かせるように話した。

 興行はLeminoで独占無料生配信される。

スポーツニッポン

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