【柔道】羽賀龍之介氏がフランスの指導者に技を伝授 6月からドイツ留学「各地の指導体制も勉強したい」

2025年4月21日(月)18時15分 スポーツニッポン

 柔道の日本代表男子特別コーチでリオ五輪100キロ級銅メダリストの羽賀龍之介氏(33)が21日、神奈川県平塚市の東海大で、フランス柔道連盟所属の指導者27人に練習方法の指導を行った。

 羽賀氏が柔道部男子助監督を務める東海大の主催で、昨年に続いての開催。現役時代に得意としていた「内股」のオリジナル技術を実演しながら説明した。同じ技でもそこにつなげるまでの動きにいろいろなタイプがあると強調し「大外刈りからの内股」「大きな相手にかけるケンケン内股」の2種類を伝授した。

 今年1月に現役引退を発表し、指導者の道は歩み始めたばかり。「自分の良いところは、ついこの間まで現役だったこと。井上先生(同日に指導した井上康生氏)より指導はうまくないけど、井上先生より体は動くと思うので(笑)、本気のパワーと速度で投げて皆さんに感じてもらえれば」。若さを武器に、この日は切れ味鋭い投げを披露した。

 今後は6月からドイツに2年間留学し、現地のクラブチームで教えながら指導体制を学ぶという。「既にいくつか他の国からも柔道を教えに来てほしいという話をいただいている。ドイツだけではなくヨーロッパ各地の文化や指導体制、いろいろなシステムも勉強していきたい」と意欲十分だ。フランスには今年2月にも訪れており、今年中にもう2〜3回行く予定。「他の国から技術を学ぼうという姿勢や受け入れる側の柔軟な対応はどの国でもできることではない。柔道とフランスと日本は切り離せない良い関係」と話した。

スポーツニッポン

「指導」をもっと詳しく

「指導」のニュース

「指導」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ