パパ大谷翔平 四球で決勝点演出 無安打も愛娘に白星“プレゼント” 満員敵地が祝福する一幕も

2025年4月21日(月)6時20分 スポーツニッポン

 ◇インターリーグ ドジャース1−0レンジャーズ(2025年4月20日 アーリントン)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が20日(日本時間21日)、敵地でのレンジャーズ戦に「1番・DH」で先発出場。産休明け初戦で3打数無安打と「パパ1号」はお預けとなったが、決勝点につなげる四球を選び、チームの勝利に貢献した。

 相手先発のマーレは今季3勝0敗、防御率0.92という難敵。特に左打者に対しては、試合前時点で28打数2安打、打率.071だった。その右腕に対し、初回の第1打席は外角のスプリットに手を伸ばしたが二ゴロ。3回は高めの速球にカウントを整えられ、最後はスプリットで空振り三振。5回は真ん中低めの球に中飛に倒れた。

 それでも、0—0の8回だった。無死一塁の場面で日本ハム時代の同僚でもあったマーティンから、四球を選びチャンスを拡大。1死一、三塁からフリーマンの左犠飛での勝ち越し点を呼んだ。

 先発グラスノーが右足をつるアクシデントで5回途中降板となったが、7人の継投で逃げ切り勝ちとなった。最後は二盗失敗でレンジャーズがビデオ判定によるチャレンジを要求したが、アウトの判定は覆らず、ブーイングが起こる中での試合終了となった。

 この日はテキサス州アーリントンのグローブ・ライフ・フィールドは敵地にもかかわらず、スタンドから大谷を祝福するような拍手や、「おめでとう」といったボードを掲げるファンが多かった。さらにドジャースの選手紹介で「大谷」の名前がコールされると大歓声がわき起こる人気ぶり。この日の観衆は3万8110人で入場券は完売となり、3連戦全て完売となった。

 大谷は真美子夫人の出産に立ち会うため、18日(同19日)のレンジャーズ戦には同行せず「父親リスト」入りしてチームを一時離脱した。前日19日(同20日)に、自身のSNSで第1子の足と愛犬デコピンの写真とともに英語のメッセージを公開。「大谷家へようこそ!健康で美しい娘を産んでくれた愛する妻に、心から感謝しています。娘へ、私たちをとても緊張させつつも、同時に最高に幸せな親にしてくれてありがとう」とつづり、球団や医療関係者など周囲に感謝の意を示した。インスタグラムの投稿の2枚目には大谷夫妻の手と長女の足とみられる幸せたっぷりな3人での写真を公開した。

 試合前にクラブハウスに到着すると、チームメートから祝福の嵐。大谷が姿を現すと山本が真っ先に駆け寄り、談笑。その後も選手が相次いで祝福に訪れ、バーンズは「ショウヘイ!パパショウヘイ!」と肩をたたき、「コングラチュレーション」と自らのように喜んだ。それでも祝福の“列”は収まらず、ベッツ、イベルコーチ、アイアトン通訳、スコット、バンダ、イェーツら続々と祝福の言葉をかけに訪れた。

スポーツニッポン

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