相手守備陣6人置き去り 地元メディアも絶賛の「電光石火」弾!板倉滉、ドルトムント相手にスーパーゴール

2025年4月22日(火)5時0分 スポーツ報知

◆ブンデスリーガ ▽第30節 ドルトムント3ー2ボルシアMG(20日・ドイツ)

 ボルシアMGの日本代表DF板倉滉(28)が、強豪・ドルトムントを相手に、敵地でスーパーゴールを沈めた。前半24分、DFラインから果敢にドリブルで中央突破し、右足を振り抜いて先制点を挙げた。今季3ゴール目。試合は2—3で逆転負けしたが、ドイツ国内を驚かせる一撃だった。同僚のFW福田師王(21)は後半38分から出場した。

 ストライカー顔負けの一撃だった。前半24分、センターサークル付近でボールを受けた板倉が急加速。スルスルとゴール前まで駆け上がると、味方へのパスは相手に当ててしまったが、こぼれ球を自ら拾った。守備陣6人を置き去りにして最後はGKとの1対1を制し、冷静にゴール右にシュートを沈めた。

 「抜け出した瞬間から右側にシュートを打とうと思っていた。良いゴールだった」と自画自賛した圧巻の“猪突(ちょとつ)猛進”に、敵地は沈黙。地元メディアからは「勇敢なドリブル」「電光石火」と称賛された。

 DFの得点力強化は、森保ジャパンが掲げる強化策の1つでもある。日本が出場した過去のW杯7大会では18人がゴールを記録したが、DFは無得点。板倉が出場して16強入りした22年カタール大会でも、アタッカーの堂安律、浅野拓磨、前田大然、中盤の田中碧がゴールネットを揺らしたが、DF陣は得点がなかった。

 W杯優勝を目標とする第2次森保ジャパンでは、このデータを課題ととらえ、強化に乗り出した。名波浩コーチ(52)が主導した代表活動中の練習では、DF陣もシュート練習に加わるようになった。“宿題”として、所属クラブでも得点に絡むようにと求められているという。森保ジャパンの守備の要は、前線で結果を残してみせた。

 チームは逆転負けを喫し、2連敗で上位争いから後退したものの、板倉は「この2戦はすごく大事だったからショックは大きいが、まだ終わったわけじゃない」と気持ちを切り替えた。W杯開幕まで残り1年2か月。代表選手たちは、それぞれの場所で、それぞれの課題と向き合いながら、成長に励んでいる。

スポーツ報知

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