サッカーゲーム初代アジア王者決定戦「eACLE」 横浜MのTakakiが頂点狙う「獲る気持ちで」
2025年4月22日(火)5時30分 スポーツニッポン
サッカーのアジア王者を決めるアジア・チャンピオンズ・リーグ・エリート(ACLE)は25日からサウジアラビアで準々決勝以降の試合が集中開催される。実は、同国で同時期にゲーム機器による対戦で競うeスポーツ大会版「eACLE」も並行して開催。横浜F・マリノスのeFootball部門に所属するTakakiこと、兵庫孝希(27)はアジア制覇を目指し、21日に成田空港から出国した。
Takakiは、MF喜田拓也やFW植中朝日と同じく、横浜Mのロゴが入ったクラブの移動用公式Tシャツ姿で空港に集合した。取材では「目標は優勝」と宣言。Jリーグが用意したチャーター機に選手らと乗り込み、決戦の地へ向かった。
「eACLE」は、KONAMIのサッカーゲーム「eFootball(イーフットボール)」でアジア王者を決める大会で今回が初開催。本家のACLE24〜25年シーズンに参戦したクラブが参加して行われる。
本家同様に1次リーグ(24〜25日)は東西の地域に分かれて総当たり戦を実施。各地域上位8チームが決勝トーナメント1回戦(26日)に進出する。準々決勝(27日)前に再度組み合わせ抽選が行われ、準決勝と決勝(いずれも28日)で初代eACLE王者が決まる。
小学2年からサッカーを始めたというTakakiは横浜Mの大ファンとして育った。「小学生の時から1人で日産スタジアムに応援に行っていた」というほど。サッカーゲーム「ウイニングイレブン」にも熱中し、中学時代からeスポーツの大会に出場するようになったという。
昨年はeJリーグで優勝を経験。得意な戦術は「基本的にはボールを握るサッカー」で「そこからロペス選手らで決めきって、支配したまま終わりたい」と言う。今回はアジアの頂点を狙い「(タイトルを)獲る気持ちで向かっていく」と言葉に力を込めた。