寺西飛香留も女子選手初のイーブンパー「うれしい」 2日目は「アンダーパーを目指す」
2025年4月25日(金)4時59分 スポーツニッポン
◇男子ゴルフツアー前澤杯第1日(2025年4月24日 千葉県 MZGC(6652ヤード、パー70))
男子ツアー初参戦となる女子ツアー2勝の菅沼菜々(25=あいおいニッセイ同和損保)が2バーディー、2ボギーの70で回り、74位で発進した。ツアーメンバーの寺西飛香留(24=フリー)も3バーディー、3ボギーの70。2人は男子ツアーに出場した女子選手で初めてイーブンパーをマークし、ミシェル・ウィー(米国)が05年カシオ・ワールドオープンで記録した最少スコア1オーバーを1打更新した。新規大会の今大会は予選落ちなしで争われ、60位以内が賞金ランク加算の対象となる。
寺西は男子ツアー2戦目で初めてイーブンパーで回った。1アンダーで迎えた後半の8番でティーショットをバンカーに入れてボギー。9番もグリーンを外してピンチを迎えたが、アプローチを1メートルに寄せてパーを拾い「オーバーパーには行きたくなかった。(記録更新は)うれしい」と笑みを浮かべた。
昨年の1次予選会の成績により女子で初めてツアーメンバーの資格を得た。開幕戦は2ラウンド連続オーバーパーで予選落ちしただけに「だいぶ慣れたので結果を残したいと挑んできた」。
1メートル57ながら平均飛距離約250ヤードを誇る24歳は「アンダーパーで回りたかった。1打足りなかったので、明日はアンダーパーを目指していく」と貪欲だった。
◇寺西 飛香留(てらにし・ひかる)2000年(平12)9月30日生まれ、兵庫県出身の24歳。4歳の時にゴルフを始める。高野山高—自由が丘産能短大中退。昨年の男子ツアー1次予選会で49位となり女子初のツアーメンバーに。昨年の女子の最終プロテストは77位で不合格。1メートル57。血液型O。