なでしこジャパン ブラジル女子代表とのアウェー対戦が決定 ニールセン監督「絶好の機会」
2025年4月26日(土)18時17分 スポーツ報知
日本サッカー協会(JFA)は26日、サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」がブラジル女子代表と国際親善試合を行うことを発表した。5月30日と6月2日にブラジルのサンパウロで行われ、キックオフ時間は未定となっている。ニルス・ニールセン監督はJFAを通じて「このような強豪相手に2試合できる機会は非常に貴重で、スピードや技術力で私たちと似た特徴を持つチームに対して、自分たちに何が足りないのか、どんなプレーができるのかを試す絶好の機会です」などとコメントした。
ブラジル女子代表は現在FIFAランク8位。過去15戦戦い、7勝3分5敗となっている。前回はパリ五輪1次予選の第2戦で戦い、0—1の後半アディショナルタイム2分にDF熊谷紗希が同点PKを沈めると、同6分にMF谷川萌々子が長距離弾を沈め、2—1で逆転勝利を収めた。
ニールセン監督のコメント全文は以下の通り。
「ブラジルは私たちと同じく世界のトップチームの一つで、今回の対戦が本当に楽しみです。両チームとも最近アメリカに勝利し、素晴らしい試合になることは間違いありません。昨年のパリオリンピックで日本はグループステージでブラジルと対戦し、僅差で勝利しましたが、その後ブラジルは決勝まで勝ち進み、アメリカとの激しい金メダル争いがとても印象に残っています。
ブラジルは男子チーム同様、個々の選手の高い技術に加え、スピードやパワーも兼ね備えた選手が多いのが特長です。ここ数年で守備や規律の面でも新たなレベルに達しており、次回開催される自国でのFIFA女子ワールドカップでは優勝候補の一つと見なされています。このような強豪相手に2試合できる機会は非常に貴重で、スピードや技術力で私たちと似た特徴を持つチームに対して、自分たちに何が足りないのか、どんなプレーができるのかを試す絶好の機会です。また、アグレッシブな守備に対してどう対応するかも確かめる事ができます。
来年3月にオーストラリアで開催されるAFC女子アジアカップでワールドカップ出場権を取ることが前提ですが、次回の女子ワールドカップ開催国で試合をすることで、大会本番に向けて周囲の環境や雰囲気をいち早く学ぶことができます。日本と同じように女子サッカー熱が高まり続け、世界的に素晴らしい選手たちが魅力的かつ効果的なプレースタイルを学び、ブラジルの地でなでしこジャパンがどのような戦いを見せてくれるか、ファンの皆さんにも楽しみにしていただけたら嬉しいです」(原文まま)