赤星憲広氏 19日広島戦の失敗を繰り返さず1点差にした坂本の三ゴロは十分な仕事
2025年4月25日(金)5時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 阪神4—2DeNA(2025年4月24日 横浜)
【赤星憲広 視点】阪神は0—2の2回表、1死二、三塁で坂本の三ゴロの間に1点を返した。DeNAの内野陣は前進しておらず1点OKの構えで<1>投ゴロ<2>浅い飛球<3>三振……以外なら得点できる状況だった。坂本はヒットを打てれば最高だったが、最低限、いや十分な仕事をした。セーフティースクイズのサインがあってもいいと思っていたくらい、ここでの1点は大きかった。
5日前に同じシーンがあったからだ。19日の広島戦で、3点を先制された直後の2回裏、1死三塁で、坂本は<1>の投ゴロで走者を還せなかった。続く木浪も凡退で無得点に終わり、試合はそのまま0—3で敗れた。
連敗中のDeNAがリリーフ陣に課題を残すことを考えれば、1点差と2点差では全然違う。7回に2死から追いつき、森下の2ランであっさりと勝ち越した。その後の3イニングも2連投中の岩崎と石井を温存しての4連勝。ベンチの各選手への信頼が伝わってきた。 (スポニチ本紙評論家)