田淵―掛布レジェンズトーク 田淵氏「ヤジられてこそスター」、掛布氏「田淵さんは逃げない4番だった」
2025年4月25日(金)16時49分 スポーツニッポン
阪神タイガース創立90周年を記念した巨人戦でのレジェンズデーのゲストを務める田淵幸一氏と掛布雅之氏が、試合前に甲子園歴史館でトークショーを行った。
「ミスター・タイガース」が今回のレジェンズデーのテーマ。田淵氏は「4カ月前に骨折したミスったタイガースです」と自己紹介し、会場を笑わせた。以下は2人の息の合ったトークを紹介する。
掛布氏「ボクは田淵さんの背中をずっと見てきた。チームの負けも背負える逃げない4番だった」
田淵氏「トレードに出されたときには、お前はそうなっちゃいけない。阪神のユニホームを着続けろと電話したよね」
掛布氏「覚えてます。入団したときに、田淵さんのバッティングを見て驚いた。打球が紙飛行機のように落ちてこない。自分もそういうものを身につけないといけないと思った」
田淵氏「家にもよく来たな。好きなバットを持って行け、と言ったら、2本選んで、それでずっと素振りをしてくれたよな」
掛布氏「田淵さんのトレードがなかったら、ボクが4番を打つことはなかった。首位打者を狙うタイプのバッターになっていたと思います」
田淵氏「自分もよくヤジられたけど、ヤジられなかったらスターにはなれない。佐藤輝は今まで3—2のカウントになったら三振すると思っていたけど、今年は違う。もう7本打っているし。今年は最後まで巨人と優勝争いをして、最後はファンと心からバンザイしたいね」
掛布氏「今年が90周年で、藤川監督という新しい監督の下で歴史と伝統の1ページを作る年。ぜひとも優勝というゴールテープを切ってほしい」