J2藤枝4連敗…須藤監督48歳の誕生日飾れず「内容的には素晴らしかったが」
2025年4月26日(土)6時5分 スポーツ報知
前半、シュートを放つ藤枝・アンデルソン(カメラ・武藤 瑞基)
◇明治安田J2リーグ 第11節 熊本2−0藤枝(25日・藤枝総合運動公園サッカー場)
藤枝MYFCはホームで熊本に0—2で敗れた。前半45分にCKの流れから先制を許し、後半18分にも失点。須藤大輔監督の48歳の誕生日を飾れず、痛恨の4連敗となった。
藤枝の祝福ムードは、いつの間にか霧散していた。須藤監督の誕生日と重なり、クラブが「生誕祭」と銘打った一戦は完封負けに終わった。シュート数は12—11と互角。指揮官は「内容的には素晴らしかったが、サッカーは内容で勝ち負けを決するものではない」と悔しさをにじませた。
前半終了間際の45分に落とし穴が待っていた。右CKの流れからゴール前に放り込まれ、最後は中央のMF岩下航に流し込まれた。同31分には左サイドを突破した今季初先発のFWアンデルソンが中央へ絶好のボールを送ったが、ゴール前のFWディアマンカセンゴールが仕留めきれないなど、攻撃でも再三チャンスを逃し続けた。
後半も悪い流れは断ち切れず、18分にはスローインの流れから致命的な2点目を失った。指揮官はベテランのMF梶川諒太ら次々とカードを切って攻勢を強めたが、FW千葉寛汰の決定的シュートがバーに嫌われるなどゴールが遠く、今季4度目の無得点。須藤監督は「(課題は)動きの連動性。スピードを持ってポジションを取らないといけなかった」と指摘した。
クラブワースト2位となる4連敗で暫定15位に後退した。下を向いている暇はなく、この先は3連戦が待つ。次節は中3日で29日にアウェー・愛媛戦。「ブレる必要はない。いい時間帯で点を取る、耐えなければいけない時間帯で耐えることを突き詰めたい」。全員で顔を上げ、停滞ムードを吹き飛ばす白星をつかみに行く。(武藤 瑞基)