大の里 思い出の地、横浜アリーナで12番 28日番付発表後に「エンジンをかけ直す」
2025年4月26日(土)14時58分 スポーツ報知
大関・大の里(右)は平戸海を相手に横浜アリーナで相撲を取った(カメラ・山田豊)
大相撲の春巡業が26日、横浜アリーナで行われた。大関・大の里(二所ノ関)は幕内・熱海富士(伊勢ケ浜)、同・錦木(伊勢ノ海)らと12番取った。格下相手に得意の右差しと左おっつけだけでなく、様々な攻めで11勝。23日以来の相撲を取る稽古に「とにかくしっかりやろうと思っていた。しっかり稽古できた」とうなずいた。
横浜アリーナは母校の日体大が集団行動などの「体育研究発表実演会」を行う会場でもある。「(学生時代は)1度だけ来た。昨年春巡業でも来ているが広いですね」としみじみ。同会場は国内外の大物ミュージシャンが演奏した“聖地”でもある。大関以上の支度部屋はアーティストが控室として使う場所。稽古で疲れた体を横たえ英気を養った。
綱取りの夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)へ「明日27日で巡業が終わる。(28日の)番付発表後はまたエンジンをかけ直したい」。最高位挑戦の幕開けを前に、大の里がさらに準備を重ねる。