ヤクルト・高津監督 3戦連続5失点KOの奥川に「ちょっと隙も多いかな」
2025年4月26日(土)19時54分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ ヤクルト2−5中日(2025年4月26日 バンテリンD)
ヤクルトの奥川恭伸投手(23)が26日、中日戦に今季初勝利を目指して4度目の先発登板も4回8安打5失点で降板。チームは2−5で敗れ、奥川は今季2敗目を喫した。
初回、先頭・岡林に二塁打を許し、失策も重なっていきなり無死三塁のピンチ。暴投で1点を失った。
2回も失策に3連打、スクイズを許してさらに2失点。3、4回も悪い流れを止められず、1点ずつ失った。
今季、開幕投手を任された奥川。開幕戦となった3月28日の巨人戦で6回90球を投げ7安打を許しながらも無失点の力投。しかし、最大5点差を逃げ切れずチームは延長戦で逆転負け。自身は勝敗付かずに終わった。その後、6日の中日戦では、5回97球を投げ7安打5失点でKOされたが、4—5の6回に打線が追いつき勝敗付かず。15日の阪神戦に先発登板した際は5回1/3を8安打6奪三振1四球5失点で無念の降板。今季初黒星を喫していた。これで3試合連続5失点KOとなった。
高津監督は試合後、奥川について「初回、ひと回りをどう立ち上がるか、くぐり抜けていくかっていうところは今の課題でしょうね。常にゲームを追いかける展開になっているので。難しいんだろうけど、そこはちょっと問題をクリアにしていかないと、このままズルズルと何試合も続いてね。こういう状況でヤス(奥川)のゲームがスタートしてしまうと、やっぱり重い雰囲気になっちゃう。本人の勝ち星も、チームの勝ち星にも影響する大きな立ち上がりだと思いますね」と述べた。
また、原因について「原因はわからないな。しっかり本人も意識して準備しているだろうし、わからないけど、いろいろあるとは思うね。(失策が重なって)不運なところもあったけど。それにしてもちょっと隙も多いかな」とし、奥川の今後については「明日次第です」とした。