町田DF昌子源「チームとして絶対に変えてはいけない」3連敗の今こそチームの核「チャレンジャー精神」の復活を

2025年4月27日(日)14時6分 スポーツ報知

町田・昌子源

 J1町田は27日、東京・町田市内で次戦のC大阪戦(29日・ヨドコウ)へ向けて非公開練習を行った。主将の元日本代表DF昌子源が練習後の取材に応じ、町田の核である「チャレンジャー精神」の復活を掲げた。

 25日の湘南戦(0●1)では後半アディショナルタイムに決勝点を許し、黒田剛監督が就任以降、初の3連敗。「あまり感情をみんなにぶつけず、ぐっとこらえて常に先頭を歩こうかなと思っている」と信条を持つ昌子だが、湘南戦後はあまりの悔しさから「久々に感情を出して、結構怒りをあらわにしました。意図的にぴりっとさせる時もあるじゃないですか。完全に僕は感情でやった」。試合後の取材エリアでも「今日はすいません」と落胆の色を隠さなかった。ただ、「それを引きずっているようでは良くないですし、次の日にはしっかり切り替えました」と前を向いたことを話した。

 期する思いもあった。昨年加入してから2年という短い期間ではあるが、スタッフやフロントとの「町田とは?」という会話を通じて「常にチャレンジしてきたチーム」と実感。かつてJFLにまで落ち、黒田監督の就任以降も貪欲に上を見続けてきたが、その姿勢が現在は陰りを見せているという。一部の選手からは練習での緩さなども指摘される中、湘南に敗れた後の練習で昌子は「チャレンジャー精神」の復活を選手・スタッフに訴えたという。

 「根本的にこのチームの幹はチャレンジャーの精神。それは変わらないもの。チームとして絶対に変えてはいけないものや柱は、このチームではチャレンジャー精神なのではないか。仮に町田が20年先、タイトルを取りまくって『王者』と言われても、変わらないものとしてチームに植え付ける。1年ちょっとしかいないのでそんなに大きくは語れないが、このチームのキャプテンを背負わしてもらっている以上はその根源は忘れてはならない。サポーターもチャレンジして戦っている姿を見たいと思っている。そこは言わしてもらいました」

 前日には自身の子供から「(3連敗後も)まだ11位なんだ」と言われて、「その何げない一言に救われるというか、子供のその無邪気さで元気が出る」と、気持ちの切り替えも出来た。C大阪戦での連敗脱出、そして今後の浮上へ再び挑戦する。

 なお、予定されていた黒田剛監督の試合前の定例会見が就任以来初めて見送りになった。

スポーツ報知

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