【桐生ボート PG1マスターズチャンピオン】水田公裕の〝超イイ値〟は湯川浩司 剛脚全開で栄冠一直線

2025年4月27日(日)4時30分 スポーツニッポン

 ボートレース桐生のプレミアムG1「第26回マスターズチャンピオン」は5日目9〜11Rで準優勝戦が行われ、27日の最終日12Rに行われる優勝戦進出メンバーが出そろった。「超イイ値」担当の水田公裕記者は湯川浩司に白羽の矢を立てた。

 湯川が初めてSGを獲ったのは07年7月の戸田グランドチャンピオンだった。そのころはまだ選手持ちペラ制度の時代。卓越したプロペラ調整の技術と類いまれなる感性でエンジンを出した。“浪速の快速王子”はSG通算4V。さらに、江戸川のG1を4回制するなど、関東地区で強い。

 「準優は3カドにした方が面白いと思った。(1着の)石渡選手より僕の方がだいぶ出ていたと思う」

 準優9R。6号艇の江口が2コースへ動き、2号艇だった湯川はスタート展示同様、3カドに引いた。スリット後は強烈に伸びて捲ったが若干早く内を絞った分、マーク位置の石渡に捲り差された。結果は2着。それでも、舟足の良さは一目瞭然。完調を思わせた。

 優勝戦へ「作戦はAとBがある。真ん中の作戦はない。はい。Bは予選6号艇の時のやつです」と2パターンの調整を示唆した。

 AとBを説明すると単純明快。Aは伸び型でBはピット離れ仕様だ。優勝戦の枠番は4号艇。アッと驚かせてくれることも多い湯川は明言こそしていないが5、6枠ならまだしも4枠なら伸び重視の一手だ。

 直近は23年の井口、24年の菊地孝平とマスターズチャンピオンデビュー組がいきなり優勝。その流れに乗るか。剛脚全開の絞り捲りで栄冠を勝ち取る。

 【水田の買い目】12R優勝戦。グイッと伸びて一気に捲る。相手本線はマーク位置の萩原へ<4><5>。同期の井口、森高へ<4><6>、<4><1>も。3着は総流しでいく。

 ◇水田 公裕(みずた・きみひろ)東京都出身の51歳。マスターズCの思い出は2003年尼崎で第4回大会優勝の新井敏司さん。とにかく次元の違う快速仕様だった。

スポーツニッポン

「ボート」をもっと詳しく

「ボート」のニュース

「ボート」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ