ド軍指揮官 後半戦の投手復帰見込む大谷翔平は慎重に復帰時期探る考え「先発投手として仕上げる必要ある」
2025年4月27日(日)7時38分 スポーツニッポン
ドジャースの大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、本拠でのパイレーツ戦の試合前にブルペンで10日ぶりに投球練習を行った。
ゴームズGM、プライアー投手コーチらが見守る中、28球を投げ込んだ。直球にツーシームを織り交ぜ、そして1球だけスプリットも投げた。ノーワインドアップからしっかりと腕も振り切るなど、力感たっぷりの内容だった。
ブルペン投球の報告を受けたデーブ・ロバーツ監督は「聞いた話では、しっかりとしたブルペンだったそうです。ただ、それが今後1週間にどう影響するかは分かりません。でも、彼(大谷)は良い状態で終えたようです。球種は4シームと2シームとスプリットでした」と説明した。
大谷がブルペン投球を行うのは「父親リスト」入りする前日の16日(日本時間17日)に14球を投げて以来、10日ぶり。本格的な投球練習を再開して以降、この日が7度目のブルペン入りとなった。23日には予定されていたブルペン投球を回避したが、「父親リスト」に入っていた期間は全く投球練習を行っていなかったため、キャッチボールなどで慎重に“肩慣らし”。満を持してのブルペン投球再開となった。
すでに球団首脳は当初の5月下旬〜6月上旬での投手復帰プランを軌道修正。オールスター戦以降の後半戦にローテーション入りを見込んでいる。指揮官は復帰時期について問われると「正直なところ、今の時点では全く分かりません。仮に通常のスプリングトレーニングで投手を仕上げる場合でも、数カ月はかかりますから。それがそれより早いのか遅いのかも、現時点では分かりません。成り行きを見守るしかありません。先発投手として仕上げる必要があるので、それには時間がかかるということも理解しています。ですから今は、非常に慎重に進めています」と明言こそしなかったが、今後も慎重に時間をかけて調整を進めていく考えを示した。
次回のブルペン投球については「軽めのブルペンを水曜日にやる予定だと思います。ただ、先週の水曜日はそれを行わなかったので、確実ではありません。ピッチングコーチやトレーニングスタッフと相談して決めると思います」と話した。