右肩の違和感で緊急降板のグラスノー 以前から違和感「フラストレーションたまる」診察受けず当面は様子見

2025年4月28日(月)8時41分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース9—2パイレーツ(2025年4月27日 ロサンゼルス)

 ドジャースのタイラー・グラスノー投手(31)が27日(日本時間28日)、本拠でのパイレーツ戦に先発登板。2回の開始前の投球練習中に緊急降板するアクシデントがあった。降板後、球団は「右肩の違和感」と発表した。ブレーク・スネル投手(32)も左肩炎症で離脱しており、主戦投手が相次いで離脱危機となった。試合は打線が爆発し、9—2で2連勝を飾った。

 試合後、取材に応じたグラスノーは「ただただフラストレーションが溜まっている。投球動作の途中で何かを伸ばそうとしたときにつかまれるような感覚があった。ケガをしないようにメカニックでいろいろと変更を加えてきたが、その変更が逆に別のところに負担をかけることになってしまったように思う。今は、何をすべきか探している状態で、とにかくフラストレーションがたまる」と表情を曇らせた。

 今後詳しく検査を受ける予定については「数日様子を見て、どうするか考えようと思っている。まだ具体的なプランについてトレーナーたちと話していない」と説明した。

 以前から痛みがあったか、との問いには「違和感は出たり消えたりという感じ。先ほど言ったように、何か一つを変えると別の部分に負担がかかるような状態になっていて、全体がうまく連動していないように感じる。特に今日は、2回に入る前のウォームアップで強く感じた」と答えた。投球フォームでどの部分を変えたのか問われると「ボールの持ち方などではなく、メカニカルな調整。長年続けてきた投球動作をケガ防止のために変えたことで、他の部分に負担がかかってしまったと思う。以前から小さな違和感はあったが、しばらくすると消えていた。ただ、無意識のうちにフォームに変化を加え続けていたことで、今日突然、2回に入る前のウォームアップで強く感じるようになってしまった」と振り返った。

 グラスノーは初回先頭のクルーズに四球。続くレイノルズは併殺に打ち取ったが、2死走者なしからマカチェン、バルデスに連続被弾と不安定な立ち上がりとなった。

 グラスノーが2回のマウンドで投球練習を進めている際に緊急事態が発生した。20日の敵地レンジャーズ戦では下肢のけいれんを訴えて5回途中で降板していたが、2回が始まる前の投球練習中に異変を訴え、トレーナーを伴ってベンチから出たデーブ・ロバーツ監督が降板を決断し、これで2試合連続での緊急降板となった。その後、チームは「右肩の違和感」で降板したと発表した。

スポーツニッポン

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