日本ハム・池田が「グラブづくり体験」を開催「物づくりの大切さを知ってほしい」
2025年4月27日(日)8時0分 スポーツニッポン
親子が手を取り合ってグラブをつくる。なんとも、ほほ笑ましい光景だった。日本ハムは26日、「みんなのボールパーク=Out of KidZania」と題し、本拠地エスコンフィールド北海道で「池田隆英投手が企画!親子でグラブづくり体験」を開催。当選した親子25組が共同作業でグラブづくりを行い、試合後には完成したグラブでキャッチボールも行われた。
企画した池田は「何かに追われている日々や、忙しい日々の中でこうやって一緒に子供たちと過ごす時間というのは思い出にもなると思う。良い時間を過ごしてもらえればなと思って」と、振り返った。池田のグラブを担当するミズノ社のクラフトマン・早川剛史さんら同社スタッフ2名も手伝い、グラブとウエブの紐通し体験を行った。
一昨年オフ、池田は初めて訪れたグラブ工場で感銘を受けた。素材選び、皮の裁断、縫製、紐通しなど。さまざまな行程を経て、ようやく一つのグラブが完成するということを改めて実感した。「子供たちにも物づくりの大切さを知ってほしい」と、球団と相談した上で今企画を発案。グラブ費用など約50万円を自費で用意した。
また、グラブだけではなくシューズ袋と靴磨きセットもプレゼントした。「野球をやっていない人も参加していると思う。自分の靴を磨くのも良いんですけど、普段、お世話になっているお父さん、お母さんの靴を磨くのも良いのではと思って。是非、使ってください」と池田。参加者にとって、きっと大切な時間になったはずだ。(記者コラム・清藤 駿太)