初日に同士討ちのAFコルセ21号車がシャシー交換へ。870kmの長旅でイタリアから陸送/WECスパ

2023年4月28日(金)16時59分 AUTOSPORT web

 4月27日にベルギーのスパ・フランコルシャンで行われたWEC世界耐久選手権第3戦のフリープラクティス2でアクシンデントに見舞われ、大きな損傷を受けたAFコルセの21号車フェラーリ488 GTE Evoは、レースウイーク中にシャシー交換作業を行うことになった。


 29日土曜に予定されている決勝レースにすべてのLMGTEアマ車両を揃える意向のAFコルセは、すでにイタリアの本社へクルーを送り、21号車のスペアシャシーを調達しにかかっている。


 木曜日に行われたFP2終了間際、21号車のディエゴ・アレッシはAFコルセ54号車フェラーリをドライブするトマ・フローと接触。21号車は大きなダメージを受けた。


 ピットアウト直後だった54号車に衝突したアレッシには過失があると判定され、レース中に30秒間のストップ&ゴーペナルティを受けることが決まっている。


 AFコルセのチームマネジャーを務めるロン・ライヒェルトは、21号車のシャシーが交換される一方で、54号車は残りのイベントに参加するために検査と修理を行ったと明かした。


 損傷した2台の車を検査する過程では、AFコルセの他のエントリーを担当するクルーを含むスタッフが、深夜まで作業する必要があったという。


 ライヒェルトは、21号車のダメージはスパ・フランコルシャン6時間レース終了後にさらに評価するとし、新しいシャシーがいつスパに到着するかは金曜日の朝の時点では分からないと述べている。


 チームの本拠があるイタリアのエミリア・ロマーニャ州ピアチェンツァからスパまでは片道870kmの距離があり、陸送には10時間以上がかかることになる。

トマ・フローがブロンズドライバーとして登録されているAFコルセの54号車フェラーリ488 GTE Evo

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