G大阪が首位・京都から3試合ぶり勝ち点3へFW宇佐美貴史の覚悟「やっぱり結果を出さないと」「責任も背負う立場」
2025年4月28日(月)16時23分 スポーツ報知
G大阪・宇佐美貴史
J1のG大阪は28日、大阪・吹田市内のグラウンドで約1時間半非公開で練習した。29日の首位・京都戦(パナスタ)へ向けてFW宇佐美貴史が取材に応じ、「同じ土俵で戦ったら多分相当苦しむと思う。京都が嫌がることは何かというところをしっかり整理してやることが勝つ確率を挙げる方法」と警戒した。
チームは、12日の名古屋戦(パナスタ)で2—0と納得の勝利を挙げたが、20日の横浜FC戦(1△1)と25日のFC東京戦(0●3)のアウェー2連戦を勝利で飾ることができなかった。FC東京戦ではVARでFWイッサムジェバリのゴールが取り消される不運もあったが、14位と波に乗り切れない現状はエースの目にはこう映っている。「相手がブロックしていたり、後手を踏むサッカーをしてくれると自分たちのリズムでいいサッカーができるんですけど、前からボール奪いに来られたり、なかなか自分たちの流れでできないってなってくると落としてしまうっていうゲームが多い。勝てている試合の時のようなサッカーが、相手の出方とか相手のスタイルとか関係なくできるのかっていうところをやっぱり突き詰めないと。ボールを保持して打開していくのか、奪うところから打開していくのかっていうところをもう少しゲームの中ではっきりしたい」。次節を戦う京都は90分を通して攻守でハードワークしてくる相手だ。G大阪としてはボールを保持するスタイルを根本に置くが、「FC東京なんかはボールを保持してくるイメージでいった中で、180度違うサッカーしてきた。それはすごい僕らからしたら予想外で嫌でしたし。自分たちもゲームによって、ベースでそのボールを持って動かすっていうところは持ちながらも(プレスに)来るんだったらこうだよね、というようなシンプルな考え方っていうのを持つことも必要かなと思う」と臨機応変に戦う。
今季の宇佐美は新潟戦で奪ったPKでの1得点のみ。負傷からベンチを外れる試合も度々あり「やっぱり結果を出さないといけないですし、攻撃もリードしないといけない。そこは全く今シーズン足りてないところなので。すごく責任を感じてますし、そういった責任も背負う立場ではある」と自らにクギを刺すように言葉を絞り出した。「なんとかプレーで、結果で、というところ」。今こそ大黒柱が勝ち点3へ導き、勢いをもたらす。